裏方に徹するだけで、なぜ主役より稼げるようになるのか?
こんにちは。
トップの顔が見える企業ほど成長する。
これはビジネスの世界では常識になりつつあります。
では、なぜトップが顔を出すことが大切なのか?
これを説明できる人はどれくらいいるでしょうか。
一つの理由として、消費者とラポールを形成するためということが挙げられます。
なるべく同じブランド、メーカーを愛用したい。
これが消費者の心理だと思います。
使いやすさ、馴染みやすさといった部分だけでなく、そのブランドに対する「期待」も込められていると思います。
消費者はお金を払ってそのブランドを応援します。
ある意味投資です。
だったらトップの顔が見えるブランドを選ぶのは当然のことと言えます。
話が少し逸れますが、ある相撲部屋では親方が変わっただけで、先代についていた後援会がすべて解散したというエピソードがあります。
それほどトップの影響力は強いのです。
組織やグループ、メーカー、ブランドのファンと思っていた方たちが、実はトップ「だけ」のファンという可能性もあるのです。
ラポールという観点から考えると、企業が大切にすべきなのは消費者だけではありません。
取引先や提携している企業とも良好な関係を築く必要があります。
いま、私のブログをiPhoneを読んでくださっている方も多いと思います。
もし、あなたが白いiPhoneをお持ちなら、液晶画面の周りの白い部分をよーく見てください。
ただの白のように見えるかもしれませんが、日本のある塗料メーカーがアップル社のハイレベルな要求に応えた結果、出すことができた白色なのです。
上の記事を読むと、企業が育っていくためには、協力してくれる企業を育てることも必要だということがわかると思います。
しかし、これは個人レベルにも当てはまることだと言えます。
私が英語教材のセールスをしていたときは、医療関係の方や経営者のお客様が多かったのを覚えています。
転職をしたいというお客様、仕事がなかなか見つからないというお客様もいらっしゃいました。
とにかく私は、お客様に新しい人生を勝ち取ってほしいという思いを込めてセールスをしていました。
どんな仕事であれ、自分が「勝とう」「儲けよう」では上手くいきません。
絶対に、です。
それよりも、まず相手を勝たせる。
そして儲けさせる。
これが基本です。
サービス業についている人も同じです。
技術職についている人も同じです。
先に相手を満たしてあげる。
これができれば、転職を何度繰り返そうと収入が下がることはありません。
自分以外はすべて「相手」。
あなたにお金を払うのも「相手」です。
世の中は複雑なようで、実はシンプルです。
困ったときこそ、Give・Give・Give。
試しに実践してみてください。
見える世界が変わります。
それではまた。