当たりがキツい上司と仲良くなるためのコミュニケーション術
社会人にとっての最大の悩み。
それは人間関係から来るもの。
特に、職場の上司との関係に悩んでいる人も多いはずです。
しかし、実際は相手のことをよく知らないがために上手く意思疎通が取れず、一人悩み込んでしまったりするケースも多々あります。
仲が良いという状態。
それは「ラポール」を築けている状態とも言えます。
ラポールとは、お互いに打ち解けた状態のこと。
一方的に仲がいいと思っていても、一瞬でその関係が崩れてしまった経験は誰にでもあると思います。
それは、両者の間にラポールが築けていなかったために起こります。
つまり、本当に打ち解けた関係になるためには、ラポールを構築する必要があります。
しかし、ラポールはただ仲良くしようとするだけでは生まれません。
永続的なラポールを築くためには、その生成方法を知ることが重要になってきます。
そこで今回は、コーチングの現場でも使われているラポール生成方法を活用した、上司と“対等に”コミュニケーションを取る術をお教え致します。
まずは、ポイントとなるキーワードを紹介します。
それは、「ゴール」です。
あなたが現在している仕事や任務。
その目的は何でしょうか?
さらに抽象度を上げて考えると、あなたが働く目的は何でしょうか?
生活のため。
お金のため。
将来起業するため。
結婚資金のため。
子供の養育費のため。
いろいろあると思います。
あなたと同じように、上司や同僚にも働く目的があります。
人が取る行動にはすべて目的があります。
その目的の一番先にあるもの、それをコーチングではゴールと言います。
当たりがキツい上司も、キツくなってしまう理由があるはずです。
もしかしたら、上からの重圧であなた以上に苦しんでいる可能性もあります。
常に最大限の結果とパフォーマンスを求めてくる上司が、実は次の転職先を探している可能性だってあるのです。
上司がなぜ、そのような行動や態度を取るのか知る方法。
それは、直接本人に聞いてみることです。
しかし、ただ聞くだけでは心を開いてくれません。
大事なことは、相手のゴールを共有しようと努めることです。
機会を伺っては何度も話し合ってみることです。
重たくなり過ぎない程度に、少しずつ接触してみてください。
次第に、上司がこの仕事や職場に何を求めているのか見えてくるはずです。
その見えてきたもの。
それを上司が手にすることができるようにサポートする姿勢をあなたが見せる。
そこで、初めて両者の間にラポールが築けるのです。
おわりに。
ゴールを共有することで人間関係が改善するのは、オフィスだけの話とは限りません。
これは、スポーツ選手とテクニカルコーチ、そして監督との関係にもこの方法が活用され改善していったケースが実際にあります。
もちろん、学校や家庭にも生かすことが可能なはずです。
どんな仕事においても求められるもの。
それは結果です。
その結果を得るためにはパフォーマンスを維持ではなく、上げていくことが必須です。
そこに関わる人間も入れ替わっていくことでしょう。
だから、指示する人間も変われば、指示する方法も変わるのが当然です。
指示された側は、まずはそれに従う。
組織とはそういうシステムで成り立っています。
しかし、やり方に疑問があれば、全体の士気が下がりパフォーマンスも落ちていきます。
それを食い止め、逆にパフォーマンスを上げていくために必要なもの。
それこそがコミュニケーションではないでしょうか。
アメリカでは、あるコーチング手法を取り入れたすべての企業を10年間追跡調査した結果、利益率が平均756倍になったという報告が実際にあります。
日本ではまだまだコーチングに対する“真の”理解が進んでいないようです。
だから、いまこれを読んでいるあなたはチャンスだと思います。
実行するかしないかは、あなた次第です。
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