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脳科学を活用した、自分の顔を簡単に覚えてもらう方法

正面を向いた女性の顔

 
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あなたは記憶力に自信があるだろうか?
意外と思われるかもしれないが、実は記憶力に個人差は無いらしいのである。それでも、物覚えに個人差が生じてしまうのは、脳に放り込んだ「見聞きしたこと」を引き出す力に個人差があるからだと言われている。

その「見聞きしたこと」を引き出す際に活動するのが脳の海馬という部位である。人は眠っている間に記憶の整理をしていて、その際に海馬の近くを通る目の神経束に電気信号が流れ、眼球運度(Rapid Eye Movement)が生じる。その状態がREM(レム)睡眠である。

その眼球運動を意図的に作り出し、記憶に介入してトラウマを和らげたりすることも可能であり、それを応用したのがEMDRという心理療法である。この心理療法は、技術力のない精神科医心理療法士が行うと、かえって強烈なフラッシュバックを起こし、患者の生活に支障をきたすということで現在はあまり積極的には行われていないらしい。

ここで私は正直に告白するが、セールスの仕事をしていたときに、この技術を応用して「自分の顔を覚えてもらうテクニック」を密かに磨いていたのである。今回は、その方法の一部をこっそりあなたに教えたいと思う。心理療法では施術する側と患者の間で合意が交わされるが、セールスや営業の現場ではそうはいかない。だから、これを行う際は実践する側に倫理観が常に要求されることを覚えておいてほしい。

顔を覚えてもらえば、名前はどうでもいい

私は自分で売っていた商品についての説明は、相手が質問をしたとき以外は絶対にしなかった。その代わりに、商品の特徴を3つにまとめて、それだけを何度も繰り返し伝えていたのである。

相手がこちらの話に集中し始めたときを狙って、必ず“指を自分の顔のすぐ横で三本立てながら”「特徴が3つあります」と言うのである。あとは、その3つの特徴がなぜ重要なのかを、大げさなジェスチャーを交えながら伝えるのである。で、最後にまた自分の顔の横で指を三本立てながら、3つの特徴を再度言う。これだけである。

もし、あなたが何か売る仕事に就いているならば、顔を覚えてもらうだけでなく、商品やサービスの売り上げも伸びるに違いない。

なぜ、この方法で自分の顔を覚えてもらうことが可能なのか?それには二つの理由がある。まず、一つは相手に眼球運動を起こさせて記憶に介入できるからである。そしてもう一つ、顔を覚えてもらうトリガー(引き金)として商品を盾に使うことである。

もし、顔を思い出せば、副次的なメリットとして自動的に商品やサービスまでも思い出してもらえ、その逆も当然のことながら起きる。だから、私は即決を狙うことなく落ち着いてお客様と向き合うことが出来たのである。

眼球運動を誘導して顔を覚えてもらう方法は日常でも活用できる。これは、なかなか他人の顔を覚えられない人にも有効だと思う。必死に誰かの顔を単独で覚えようとするのではなく、何かと結びつけて記憶を「引き出す」方に意識を向ける。これは、学習するときにも役に立つはずである。

そして、恋愛や婚活で意中の人を落としたいと思っている人も是非活用していただきたい。その他多勢から抜け出すためには、まず顔を覚えてもらうことが第一関門。顔に自信がなくてもご安心を。人間の脳はいくらでも操作可能なのである。実は、恋愛においてはもっと強烈な方法が存在する。それについて知りたい人は、是非私のnoteをチェックしていただきたい。それではまた。

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