横浜ライフコーチング

世界一わかりやすいコーチングの教科書

自分のために生きる。他人のために生きる。この二つは同意語である。

ドイツのクリスマスマーケットの写真

こんにちは。

 

中島みゆきさんの『十二月』という歌。

その中にこのようなフレーズが出てきます。

 

自殺する若い女が この月だけ急に増える

それぞれに男たち 急に正気に返るシーズン

 

実際には、12月が一番自殺する人が少ないという統計が出ています。

逆に、毎年12月にピークを迎えるのが交通事故の発生件数。

確かに、車のディーラーの方が、12月は事故による修理対応が多いと言っていたのを聞いたことがあります。

 

忙しくて仕事に追われる月。

自分のことが一番見えない月。

私自身、飲食業界にいた時は熱があっても12月は休まず働いていた記憶があります。

 

けれども、よく考えてみれば忙しいのはお客様がいるという証拠。

人は他人がいなければお金を稼ぐこともできません。

 

自分という存在。

あなたという存在。

それを証明するのも他人という存在です。

人は他人との関係性の中でしか自分を証明することはできません。

 

人の脳は「自他」を区別しないと言われています。

 

あなたが吐いた言葉は、自分に吐いたものと脳は認識します。

誰かを助ければ、それは自分を助けたことを意味します。

お金を払えば、自分に払ったと思い込みます。

 

結局、物理的な繋がりがなくても、人は他人のために生きながら成長していきます。

他人のチャンスは自分のチャンス。

他人の幸せは自分の幸せ。

他人の悲しみは自分の悲しみ。

「他人」と「自分」という言葉の順番を逆にしても意味は同じです。

 

あなたが求める真理。

あなたが持っている正義。

あなたが理想とする公平な世界。

 

それらも他人という無限の価値観を通して見えてくるものです。

 

忙しい時ほど、渦の中にいる自分を眺めてみる。

これをするだけでも思考の抽象度を上げるいい練習になります。

 

本当のあなたらしさ。

それを見つけるヒントも、他人が与えてくれることが多いのも事実です。 

 

少しでも拾えるところがあれば幸いです。

それではまた。