横浜ライフコーチング

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デブが出世できない本当の理由

太っている女性の写真


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ダイエット歴25年、リバウンド歴25年の私でも、肥満気味の人たちからダイエットの相談を度々受ける。その際、必ず勧めるのが“断食”である。しかし、面白いことに太っている人は皆さんほぼ例外なく「そんなことしたら死にます」と言うのである。「いやいや、死ぬ前に『痩せる』という過程があるんですよ」と言っても、大体聞き流されてしまうのうがオチである。

ダイエットにコーチングが有効なのか?という問いに私はYESと答える。しかし、それには二つの条件がある。それは、ゴールが正しく設定されていること。そしてもう一つは、本人が「高い!」と感じるほどのコーチング料金が設定されていることである。

ダイエットにおけるゴールとは、ただ単に「痩せる」ということではなく、「痩せたら何をしたいのか?」というところをイメージすることが重要である。つまり、痩せるということが通過点になっていなければならない。けれども、痩せたら何をしたいのかというイメージは、必ずしも明確でなければならないというわけでもない。特定の女性を振り向かせたいでも、不特定多数の女性からモテたいでもかまわない。

そして、本気で痩せたいのであれば、それなりの時間とお金をダイエットにつぎ込む必要がある。頭で考えたりイメージすることは誰でもできるが、現状を抜け出すためには、まずスタートの時点で殻を破るという「物理的な」自己否定をする勇気も大事である。だから、背中を押してくれる存在として、痩せたいと思った時点でコーチを雇うのが賢明なのかもしれない。

ちなみに、ライザップに通うと二ヶ月間で348,000円(税抜き)の料金がかかる。この料金が高いと感じればGOで、そうでもないなと思う人は、もっと高い料金のかかるパーソナルトレーナーの元へ通うことを私はお勧めする。

自己管理よりも大事なこと


厚生労働省が発表している『平成26年国民栄養・健康調査』に目を通すと、世帯年収600万円以上の男性の肥満率25.6%であるのに対し、年収200万円未満の低所得者は38.8%であるということが分かる。さらに、世帯年収600万円以上の男性よりも、年収200万円未満の低所得者のほうが穀類摂取量が多いということも読み取れる。

しかし、こういう調査結果は大きな誤解を招く恐れがあると私は考える。なぜなら、年収と肥満率や穀類摂取量に因果関係があったとしても、それが「稼げない人」の特徴を示しているとはかぎらないからである。

比較的給与の低い肉体労働は、炭水化物を多く含む穀類を取り、筋肉と脂肪をある程度蓄えておかないと体が持たないのも事実である。つまり、“職業柄”肥満率が高いとか、穀類摂取量が多いということを考慮に入れないと、肥満の人は稼げないというイメージだけが一人歩きしてしまい、それが肥満の人に対する無意味な差別を生み出すと私は思うのである。


もし、あなたが「肥満の人は出世できない」と考えているのであれば、その結論に至った理由を一度言語化してみてもらいたい。多くの人が「欧米では肥満は出世を妨げる」ということを一度は耳にしたことがあるはずではないだろうか?肥満の人は自己管理ができないから出世ができないというのも本当だろうか?

私は、肥満であっても出世はできると思っているし、もしそれが否定されるようなアンフェアな会社ならば辞めてしまったほうが賢明である。

デブが出世できない理由なんて本当は存在しないのである。ここまでお読みになったみなさん、差別思想に洗脳されないよう十分気をつけましょう。

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