横浜ライフコーチング

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モチベーションが維持できない根本原因を探す方法

バスケットボールを持っている黒人男性の写真

こんにちは。

「あなたの長所は何ですか?」

転職活動中にリクルーターから何度も質問されたことをいまでも覚えています。

自分の長所を人前で言う。

これほど面倒なことはないと思います。

 

あなたが日常で面倒だと感じるのはどんな場面でしょうか?

だいたい「Have to(しなければならない)」の感情があるときに、人は面倒を感じると言われています。

 

私は基本的に面倒くさがり屋です。

それでも、「ある程度の結果を出す!」と決めたら他人が引いてしまうくらい執念を燃やします。

スポーツや仕事においても、最短で結果を出すにはどうすればいいかだけを考えてきたように思います。

実際に結果を出すことで、自分に対する周りの目が変わるという「快感」も幾度となく体験してきました。

 

どうしてもやりたいことがあるのに、なかなか行動に移せない。

高いゴールを設定したのに、始めの一歩に躊躇してしまう。

こういう場合は、誰かに背中を押してもらうのがいちばんです。

コーチはまさにその役割を果たします。 

 

しかし、

一歩踏み出したのにモチベーションを維持できない。

結局、以前と変わらないことをやってしまっている。

多くの人の悩みが、まさにこれだと思います。

 

こういうときの対処法は2通りあります。

一つは、ゴールや目標を再設定する。

もう一つは、やりたくないことを徹底的に排除するということです。

会議中によそ見をする人の写真

学生時代はあんなに楽しかったのに、なぜ社会人になるとやりたくないことだらけになってしまうのでしょうか?

 

せっかく希望通りの部署に異動したのに、仕事に馴染めない。

転職したのに、すぐに辞めたいと思うようになってしまった。

やっぱり、組織で働くのは無理だと感じている、などなど。。

 

私が物流関連の企業で働いていたときの話です。

ある日突然、モチベーションがゼロになってしまったのです。

ホント、ゼロです。

何とかこの会社でも結果を残してやるぞと思っていたときだったので、必死にモチベーションを上げようと試みたのですが、結局ダメでした。

 

何でそうなってしまったのか?

原因はそのときも薄々気づいていました。

ただ単に、その仕事が本当にやりたいことではなかったのです。

その後は、純粋にやりたいことだけをやろうと決めて、コーチとして独立する準備を始めました。

 

年齢や性別に関係なく、とにかくやりたいことをする。 

社会人なら、やりたいことを仕事にする。

これが実現できれば、まずモチベーションは下がりません。

 

しかし、やりたいことをやっているつもりなのにモチベーションが下がる人もいます。

 

そんなときに確認していただきたいこと。

それは、

「得意だと思っていること」と「やりたいこと」を混同していないかということです。

 

褒められた経験。

表彰された実績。

それらは、たとえ客観的な評価であっても他人の基準から成り立っています。

 

褒められたことがなくても、実績がなくても本当にやりたいことをする。

勉強のために時間を犠牲にしたからといって、それに固執しすぎない。

過去を積み重ねた先に本当のゴールはありません。

これはコーチングにおける基本中の基本です。

 

何か新しいことを始めようとすると、常に脳内ではドーパミンが放出されます。

そのときに人はワクワク感に包まれ、モチベーションも一気に上がるのです。

ロンドンの夕焼けの写真

最後に。

モチベーションとは、現状の外側からあなたを引っ張る見えないチカラです。

 

過去に目を向ける人。

その人は、一生自分で過去を引っ張り続ける必要があります。

 

未来志向の人。

その人は、一生未来に引っぱってもらい続けるのでエネルギーの無駄遣いをしなくて済みます。

 

未来をよくしようと思った人間に、我々は生かされてきました。

それは、未来志向の人ほどエネルギーに満ちているという証拠でもあります。

 

試しに、抽象度の高い視点に立って未来側からいまの自分自身を眺めてみてください。

イメージが湧かない人は現状に縛られている可能性があります。

ビビッドにイメージが描ければ、その人は自由自在に現状を操れる力を持っています。

 

未来の自分のために「いま」やりたいことをする。

簡単そうだけど出来ないのではなく、簡単そうだからやってしまうのです。

 

あなたならできます。

 

それではまた。

 

黒板の写真