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やりたいことリストより、やりましたリストを書いた方が人生は激変するという事実

プレゼントの箱を手にして喜んでいる少女の写真

こんにちは。

今回は、「やりたいことリスト」より「やりましたリスト」の方が脳は喜ぶという話をいたします。

 

「やりましたリスト」って、たぶん聞いたことないと思います。

それもそのはず、私が考案し、今回が初公開だからです。

 

To doリストの逆である、「Done(やった)リスト」とは全く違います。

「Done(やった)リスト」は、済んだ予定をチェックしていくようなもの。

 

「やりましたリスト」は、頭の中でやりたいと思っていたことを実際にやってみたときに書くものです。

 

「やりたいことリスト」は、Want toリスト。

「やりましたリスト」は、Achievedリスト、もしくはTried(tryの過去形)リストみたいな感じだと思ってください。

山積みした本の間で読書をする少年の写真

いつも「やりたいことリスト」を書いている、もしくは書いたことがあるという人に質問です。

 

どれくらいの割合で達成していますか?

 

2割くらいですか?

それとも半分くらい?

もしくは、書いたものをほとんど達成していたり?

 

普通、「やりたいことリスト」の中に書かれていることは、多分達成したら「超うれしい」とか「誇らしい」みたいに胸が躍るようなものばかりだと思います。

 

けれども、それが達成できなかった場合、人はどう思うのか?

多分こんな感じではないでしょうか。

 

「やっぱり無理か」

「努力が足りないのかな」

「自分にはお金がないから出来るはずないよな」etc.

 

人間の脳は面白いもので、達成方法がなんとなく分かる目標は達成しづらいのです。

ゴールまでの道筋が見えた途端、満足してしまい、エネルギーが生まれてこなくなるからです。

 

それなのに、達成できない場合は自己嫌悪に陥ったりと、エフィカシー(自分の能力に対する自己評価)が思いっきり下がってしまうのです。

走りながら逃げる男性二人のモノクロ写真

 もし、あなたがやりたいことを100個ノートに書いたとします。

 

・海外旅行に行く

・彼氏を見つける

コンラッド東京のスイートルームに宿泊する

・フランス語を勉強する

・ウエストを2cmしぼる

etc.

 

そして、半年経過。

まだ、リストの中に書いてあることを一つもやっていません・・・

 

こうなると、「Want to(〜したい)」だったことが、無意識レベルで「Have to(しなければならない)」に変わってしまうのです。

もし、あなたのエフィカシーが下がった状態だと、それは完全に意識レベルの話です。

 

そうなってくると、「自分はダメ」「自分はダメ」・・・の無限ループにはまる可能性が高くなります。

これは絶対に避けなければなりません。

 

「自分には能力がない」と思うエフィカシーが低い状態だと、普段のセルフトーク(心の中の自己対話)もネガティブなことばかりになり、それは必ず現実化していきます。

 

そうならないためには、どうすればいいのか?

 

そうです。

「やりたいことリスト」を書くのを一時中断してみるのです。

ここで初めて「やりましたリスト」の出番になります。

絵を描いている女性の写真

人間の脳は、やりたくないことをなんとかして避けようとします。

コーチングではそれを「Creative Avoidance(創造的回避)」と呼んでいます。

 

「やりたいことリスト」に書かれたことが、達成できそうもないと思い始めると、脳はフル稼働してそれをやらなくてもいいような理由を探し出そうとします。

  

もし、あなたが何も書いていない真っさらなノートを持っていたら、「今年初めてやってみたこと」を書き出してみてください。

初めてのことなら何でも書いてOKです。

 

例えば、

・自宅で初めてムニエルを作ってみた

・ブログをスタートした

・初めて九州に行ってきた

・一年に三度も旅行をした

・初めて〜さんと会話をしてみた

ect.

みたいに、何でもいいのです。

 

これを続けていくと、どうなると思いますか?

 

だんだんと、「やりましたリスト」に何か書きたい!と思うようになるのです。

つまり、Want to(〜したい)の衝動に駆られていろいろなことにチャレンジするようになります。

  

どんな些細なことであっても、実際にやってみて達成感を得られたら、「よくやった」とか「私はすごい」と自分を褒めるようにしてください。

 

こういう成功体験は、あなたのエフィカシー(自分の能力に対する自己評価)を確実に上げていきます。

 

さらに、あなたが自分の価値を認め、自分に対して自信を持つようになるともっとすごいことが起き始めます。

 

それは、たくさんの人があなたの周りに集まり始め、自然とあなたの考えについて行こうとします。

これは科学的にも証明されていることのようです。

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人は他人に評価を求めようとします。 

それは親であったり、友人や会社の人間だったりと様々です。

 

しかし、自分以外の人間は褒めたり助言をしてくれることはありますが、自分の人生を保証はしてくれません。

あなたの人生を保証してくれるのは、結局はあなた自身なのです。

 

他人があなたに言う「大丈夫」は、正確には「Good Luck(幸運を祈る)」です。

医者が言う「大丈夫」も同じではないでしょうか。

 

今日から、何でもいいので小さなチャレンジを始めてみてください。

そしてそれをノートに書いてください。

一年ぐらい経った後に、「結構いろいろなことやったなあ」と自分でも驚くと思います。

 

まずはトライです。

書くことがなければ、「やりましたリストをスタートした」でもいいと思いますよ。

 

【追記】2016年6月29日更新 

Q:ブログや「やったことリスト」を書くのと、どこが違うのか?

 

→A:「やりましたリスト」に書くのは、基本的に今年初めてトライしてみたことです。現状の外側に飛び込んだときにエフィカシー(自分の能力に対する自己評価)が上がります。決められた予定をこなすことや、普段の延長線上にある出来事でリストを埋めていくのは現状維持を意味します。常に現状の外側に飛び込むクセを、無意識のうちに付けてしまうのが「やりましたリスト」を書く目的でもあります。

  

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