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なぜ、理想が高すぎる新入社員ほど「うつ」になってしまうのか?その予防策と克服方法について

古い洋館の写真

現実を直視する心に、本当の理想が生まれる。

- ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

 

コーチングではゴール側の世界をリアルにイメージすることが重要と言われています。

理想とするゴールがあるからこそ、それに向かおうとする。

これは当然のことだと思います。

しかし、この考え方を取り違えると、デッカイ落とし穴にもなりかねないという事実を知っておく必要もあります。

 

嬉しいときは心がウキウキして、体も軽くなった状態になる。

哀しいときやツラいときは、心が重く、動くこと億劫になる。

普通に生きていれば、誰にでもそんな経験は一度くらいあるはずです。

脳内の情報空間と、目に見える物理空間には連続性があるので、気持ちや感情が脳内物質の分泌にも作用するためでもあります。

これは脳内物質に限らず、レモンをかじったときのことを思い出せば唾液が出るといった生理現象にも当てはまります。

 

それを応用したのがコーチングでもあるのですが、高い理想を語る人ほどコーチングの効果があまり出ないという事実もあります。

 

では、なぜ高い理想を語る人ほどコーチングの効果が出にくいのか?

その理由は単純で、物理空間の世界を軽視し過ぎているからなのです。

 

お金持ちになってドバイにあるホテルのスイートに宿泊する。

これを実現したときのイメージをするくらいなら簡単ですよね。

イメージの世界、つまり情報空間の操作は結構簡単なんです。

むしろ、戦隊ヒーローになりきれる子供の方が得意とも言えます。

 

いちばん重要なのは物理世界を操作すること。

物理空間における自分の姿をありのままに評価する。

そして、理想と現実の乖離を痛いほどカラダで感じ取る。

これを素通りしてはダメなんです。

 

イメージはできるけど、現実が追いついてきていない。

 だからこそ、 現実世界における物理身体を自由自在に動かすことがとっても大切になってきます。

 

元巨人軍の桑田真澄氏は現役時代、右ひじを大けがしたことがあります。

ピッチャーにとって、利き腕の肘を大怪我することは引退を意味することにもなります。

しかし、桑田氏はあきらめませんでした。

右指の感覚を取り戻すために桑田氏が取り組んだこと、それはピアノの習得でした。

 

物理空間での制約を外していく。

それを一つずつ丁寧に実践すること自体が、理想に近付く近道でもあります。

 

結構、カラダって思うように動かせなかったりするものです。

ベンチプレスを50kgからスタートして、数年以内に100kgまで記録を伸ばす。

経験から言えますが、これって意外と簡単です。

なぜなら、カラダの動かし方自体変わらないからです。

 

やったことのないカラダの動かし方を習得する。

こっちの方が超重要です。

上達するための方法を考えることでIQも上がります。

達成できれば成功体験として、自信もつきます。

 

結局、カラダが大事なんです。

職場でも理想を語ることより度胸が大事だったりしますよね?

 

仕事はできないけど、声が大きいだけ、飲み会に毎回参加。

そんな人ほど出世したりするものです。

 

理不尽のようですが、頭でっかちの人が支配する世界はもっと理不尽になるはずです。

自分を取り巻く現実の世界を変えてみる。

これを実現できるのは、現実をありのままに見た人だけというのがこの世の真理でもあるのです。

 

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

それではまた。

 

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