横浜ライフコーチング

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平気で人をだます人間の心理から見えてくるもの

パソコンの前で頭を抱える女性の写真

 こんにちは。

 

本当にいいものなら騙してでも売れ!

これは、ある業界では名の知れた方の言葉です。

モノがあふれている現代でさらにモノを売る。

そのために企業はありとあらゆる手を使って、商品やサービスを消費者に届けようとします。

その典型的なマーケティンング手法が“遠回しに”恐怖を植え付けるというやり方です。

 

これを飲まないと健康は手に入らないですよ・・

これをやらないと理想の自分に近づけないですよ・・

これを知らない子供は学校で仲間はずれにされますよ・・

 

テレビでは「サブミリナル効果」を使ってはいけないという決まりがあります。

ただし、“CMは除く”という例外が適用されます。

昔のような、コンマ何秒の映像を差し込むという手法は使われていないようですが、明らかに「非言語的な」メッセージが含まれていることは確かです。

 

人は消費活動をしないと現代社会では生きていけません。

あなたが手にしているもの、これから手にしようとするもの。

それらはすべて、あなたがすでに認知しているモノであるはずです。

つまり、我々はある程度騙された状態でなければ、何も選択できないとも言えます。

患者と握手する医者の写真

騙すことで経済が成り立っている。

仮にそう考えた場合、人間同士の関係もある程度騙すことで成り立っていると言えるのではないでしょうか?

 

医者も正直すぎてはいけないことだってあるはずです。

セールスマンも同様です。

夫婦の関係もそう。

先生と生徒。

上司と部下。

社長と従業員。

アイドルとファン。

物書きと読者。

 

虚構(フィクション)と現実の境界を決めるもの。

結局、それも個人ということになるのです。

本人が納得すればそれでおしまい。

そう考えると、「騙す」という心理の裏にあるのは「損得」や「罪悪感」だけとは限らないとも言えます。

 

さらに言えること。

それは、我々は「騙す」「騙される」ということに慣れすぎて、それがコンフォートゾーンになってしまっているということです。

温泉につかる猿の写真

コンフォートゾーンとは分かりやすく言うと 「分かっちゃいるけどやめられない」状態にいることです。

罪悪感があってもやめられない。

正義に反すると分かっていてもやめられない。

命を落とす可能性があるのにやめられない。

それがコンフォートゾーンの怖さでもあります。

 

人は“慣れる”と罪悪感や恐怖心なんて一気に吹っ飛んでしまうのです。

騙す人の心理も同じ。

初めは罪の意識があるはずです。

けれども、慣れてしまうと止められなくなってしまうのです。

野球の野球のグローブの隙間から見える太陽の写真

最後に私が言いたかったこと。

それは、「分かっちゃいるけどやめられない」という脳の特性を、プラスのことに利用しましょうということです。

 

ゴールや目標の達成。

やりたいこと、なりたい自分を実現させる。

そのためには、必ず「コンフォートゾーン」を現状から移行させる必要があるのです。

 

現状から理想へ。

ダメな自分から出来る自分へ。

暗い世界から明るい世界へ。

臨場感が勝る方が“必ず”現実化します。

 

その現実化してほしい臨場感を生成するために必要なこと。

それは行動と継続です。

 

以前も書きましたが、「惰性こそ才能」です。

何かを続けた人にはかないません。

 

是非、人のために役立つ行動を継続してみてください。

それがやがて自分にためになるはずです。

 

少しでも拾えるところがあれば幸いです。

それではまた。

 

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