横浜ライフコーチング

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人生の計画を目標から逆算してはいけない理由

マトリーショカが並んでいる写真

こんにちは。

いきなりクイズです。

第1問。

自動車のセールスでは、ショールームに来たお客様に必ず「あること」を勧めます。

それをしてもらえば成約率が一気に上がると言われています。

「あること」とは何かわかりますか?

 

答えは、「試乗」です。

 

第2問。

結婚式場では見学に来たカップルに必ず「あること」を勧めるそうです。

それをしてもらうと、高い確率で式の予約を入れてくれると言われています。

「あること」とは何かわかりますか?

  

答えは、「仮予約」です。

 

どんな業種でも営業やセールスの世界では、上に挙げたような「このプロセスまで話が進むと、一定の割合で成約率に結びつく」と言われているセールスのツボが必ず存在します。

 

第1問目の車のセールスの場合、ある営業所の月間販売目標が50台だとします。

その場合、何人のお客様にショールームに足を運んでいただき、そのうち何人の方に試乗していただければ目標達成できるかを細かく数値化していきます。

その細かく数値化したものをKPI(重要業績評価指数)と言います。

 

目標から逆算してKPIを設定する。

数字がなんぼの世界では当たり前のことです。

 

しかし、人生においてはこの「逆算」という発想は要らないと私は考えます。

なぜなら、

「やるべきこと」に集中してしまうと、本当のゴールを見失ってしまうからです。

テーブルに置かれた水さしとコップのモノクロ写真

例えばの話です。

あと1年しか生きられないと余命宣告を受けたら、あなたは何をしたいですか?

 

ほとんどの人が、以前からやりたいと思っていたことを片っ端からやろうと考えるのではないでしょうか。

つまり、亡くなるであろう日までの計画を立てるということです。

 

しかし、私ならこう考えます。

もっと生きるにはどうすればいいのか。

 

つまり、現状の外側にゴールを設定するのです。

そうすることで、脳は「本気」になるのです。

 

期限を決めることで本気になることも確かです。

しかし、期限を決めた途端、全てが「やらなくてはいけないこと」になっていまいます。

それでは仕事と一緒ですよね。

 

本当にやりたいことを優先した結果、またやりたいことが見つかっていくのです。

上の例で言えば、「生きる」というのが本当にやりたいことになります。

 

◯◯歳までに年収◯◯◯万稼げるようになる。

◯◯歳までに◯◯◯万貯金する。

◯◯歳までにマイホームを購入する。

定年退職したらクルーズ旅行に参加する。

などなど。

 

人生における夢や目標は人それぞれです。

けれども、根拠なく期限を決めないで、本当にやりたいことに集中したらもっと早くそれらの夢を実現できるかもしれません。

大空に飛び立とうとする気球の写真

 最後に。

 

私はやりたいことリストを一切書きません。

やりたいことリストを書かなくても、一瞬でやりたいことをやってしまう。 

これが理想だと考えているからです。

まさに、お金持ちのマダムが欲しいものを次から次へと手に入れていくような感じです。

 

実際はただ書かないだけで、やりたいことだらけです。

Want toだけの生活を送るようにしているので、やりたいことが次から次へと浮かんできます。

サラリーマン時代より、脳の回転が速く、クリエイティブなのは確かです。

 

「やりたくないことして楽しい?」って聞くと、ほとんどの人が苦笑いします。

多分、昔の私なら同じく苦笑いをしたと思います。

 

笑いは正直です。

作り笑い、苦笑い、薄ら笑い。

すべて、その人のココロを物語ります。 

 

だから腹の底から笑ってみてください。

 

楽しいから笑うのではありません。

笑うから楽しいのです。

 

それではまた。

沖縄にあるカフェのモノクロ写真