横浜ライフコーチング

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自分に合った本当の居場所を見つける方法

モノクロの女性のシルエット写真

こんにちは。

一時期、「ノマド」という言葉が流行りました。

直訳すると「遊牧民」という意味です。

特定の職場を持たずパソコン一つ携えて仕事をする人たちのことを「ノマドワーカー」と呼んだりもします。

もしかしたら、私自身もノマドワーカーなのかもしれません。

 

ノマドワーカーというと、カフェやシェアオフィスで仕事をしているイメージが一般的ですが、私はフリーで働いている人たちはみなノマドワーカーだと思っています。

私の友人は会社に属さずにフリーの立場で建築作業員をやっています。

その友人によると、仕事のペースは自分で決められるようですが、年収は多いときで650万円くらいいくそうです。

 

私は過去に3回転職をしています。

転職をするたびに給料は上がりましたが、結局フリーの立場を選びました。

フリーを選んだ理由は簡単です。

100%自分のやりたいようにできるからです。

 

実際はほとんどの人が自分のやりたいように仕事をしたいはずだと思います。

それなのに、自らやりたくない仕事を続ける人生を選んでしまいます。

やりたくないことをしている人にとって、唯一の仲間は、同じやりたくないことをしている連中だったりします。

 

人は自分が望んでいない環境でも、時間が経てば慣れてしまうものです。

私はその「慣れ」がいちばん怖いと思っています。

私がいつも言っていること。

それは、

「人を現状に縛り付ける見えないチカラは台風やハリケーン以上に強力である」

 ということです。

現状から抜け出すことは、クスリ漬けの人が薬絶ちする以上に難しいのかもしれません。

ホームで手を挙げる車掌の写真

人が現状から抜け出せなくなる要因はいくつもあると思います。

しかし、私は「ある要因」がいちばん強力だと考えています。

 

それは、責任感です。

しかも、責任感は常に「役割」とセットになっています。

 

人は何か役割を与えられたときに自分の重要性に気づきます。

たとえ、自分が望んだ場所でなかったとしても、役割を与えられた途端、人は人格が変わると言ってもいいくらいです。

 

人格とは、宇宙全体を本人が重要だと思っている順に並べた世界のこと。

自分の重要性を保てる「場所」も、同じく重要になるのです。

あなたが心地いいと感じる「コンフォートゾーン」とは、その整合性を維持できる場所のことを指します。

 

私は学生時代にある一冊の本と出会いました。

それは、『朗読者』というドイツ人作家が書いた小説です。

ナチスに関わった人たちを題材にしたフィクションですが、その本を読んで以来、ドイツの戦争裁判に興味を持ち、それに関する書籍を何冊も読みました。

 

人は道徳に反したことをやりたくはないはずです。

しかし、一度手を染めてしまうと道徳心はどんどん歪められていきます。

ナチス政権下では、道徳心が忠誠心にすげ替えられました。

普通の主婦が、隣人であるユダヤ人の居場所を平気で密告してしまうのです。

 

これは遠い昔の話のようですが、決してそうではないのです。

人のマインドなんて簡単に操作されてしまうのです。

ブラック企業に詐取される人が量産される近年の現状を見れば誰でもわかることです。

 

だから私は声を大にして言います。

もしあなたが本当の居場所を見つけたいと思ったらまずやること。

 

それは、

あなた自身が「本当に」心からやりたいことができる場所を確保することです。

少しでも違和感があれば、そこは本当の居場所ではないと思ってください。

たとえ、あなたが長く居座った場所であっても、それを認める勇気は必要です。

一人で練習をしているバレリーナの写真

最後に。

 

Have toなことばかりしている人には、独特の威圧感があります。

私から言わせてもらえば、負の貫録です。

 

逆に、Want toなことを貫いている人は、たいてい穏やかな感じの方が多いのも事実です。

そういう人の周りには、同じくWant toを貫いている人が集っていいスパイラルが形成されます。

 

このブログを読んでくださる、あなたに身につけていただきたいもの。

それは、幸せの貫録です。

 

ふっと力が抜けたときほど、なぜかいいことが起きます。

第六感が働いているのかもしれません。

 

だから、あなたも力まずゆる〜くいられる場所を探してください。

 

それではまた。