横浜ライフコーチング

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悩みが武器になる条件

リレーで走る子供の写真

こんにちは。

今回は、「悩みが武器になる条件」というテーマで書きたいと思います。

 

あなたの周りには、悩みがないと豪語している人間っていますか?

もしいたらその人は本当に悩みがないのだと思います。

正しいコーチングを学ぶと悩みは消えます。

消えるというか、悩みという概念がなくなります。

とか言いつつも、私だって困っていることはいっぱいあります。

困っているけど、悩みにはならないんです。

 

あなたの現状が「A」だとします。

そして、なりたい未来が「B」だとした場合。

その場合、コーチングでは何をするのか?

結構、単純です。

「B」の世界にいる人格を作りあげるだけなんです。

もちろん、それなりの技術は必要です。

ですが、セルフコーチングでも十分可能です。

 

よく、未来のなりたい自分を演じると言いますが、それでは絶対に夢は叶いません。

演じていると意識があること自体、元の人格のままだからです。

何か悩み持っているという状態でも、夢は叶いません。

悩みを持つこと自体、決して悪いことではありません。

人間だから、悩んでまた悩んでの連続の方が普通だと思います。

 

けれども、注意しなくてはならないことがあります。

それは、悩みを持ち続けると、悩みのある状態がコンフォートゾーンになるからです。

コンフォートゾーンとは、まさに心地よく感じる場所のことです。

しかも、本人が気づかないうちに、悩みがなくては生きられなくなってしまうのです。

着替えをしている子供の写真

私には大学生になる甥がいます。

その甥が、幼稚園に通っていた時に交わした会話を今でも覚えています。

幼稚園で汚れてもいい作業用の服に着替える時に、ものすごく時間がかかってしまうという悩みを打ち明けられました。

本人はかなり深刻でした。

そういえば、自分も小さい時からいろんなことに悩んでいたよなと、その時は思い出しました。

いま、甥自身がそれを覚えているかはわかりません。

 

深刻な悩みも、克服してしまうとなぜか忘れてしまいます。

人間の脳は成功体験よりも、失敗した経験の方を鮮明に記憶します。

悩みの発端が何かに失敗したことや、失敗を恐れているケースが多いのはこういう理由からもわかります。

悩めば悩むほど、悩みは本人の意に反して増大していきます。

 

もし、悩みが邪魔をして明るい未来が見えないとき。

どうすればいいのか?

 

そんなときは、

悩みを抱えた状態の未来を想像してみることです。

 

未来とはあなたが望む未来です。

その未来に、今抱えている悩みが必要であれば、そのまま持っていた方がいいでしょう。

もし、いらないと思えば、決着をつけてしまうことです。

これは体の悩みであっても同じです。

人格が変わらないかぎり、体の症状も変わりません。

ウミガメの写真

何かやりたくても、お金がない。

これは悩みにはなりません。

 

希望の会社に入りたくても、学歴がない。

これも悩みにはなりません。

 

結婚したいけど、なかなか相手が見つからない。

これだって悩みにはなりません。

 

これらは悩みではなく、言い訳です。

 

人は現状と理想のギャップを埋めるときに行動を起こします。

行動しない人が使うのもの。

それが、言い訳です。

 

言い訳ばかりの人生を、人はなぜか決して悩みません。

私は、言い訳している現状こそいちばん悩むべきだと思っています。

 

どんな悩みでも、真剣に向かい合うことで解決する決心がつきます。

向かい合わないのは煩悩があるからです。

煩悩だらけの人を馬鹿と言います。

 

もし、悩みのある人は思いっきり真正面から向き合ってください。

克服できない悩みは存在しません。 

 

あなたが少しでも克服できたとき。

それは、オリンピックでメダルを取ることと同じくらいすごいと思います。

人それぞれ、ハードルは違います。

ですが、

それを乗り越えた成功体験こそ人は知りたいのです。

その成功体験こそが武器になります。

しかも、悩みにオリジナリティーがあればあるほど、人はそれをどうやって克服したかを知りたがります。

 

悩みを語るだけでは、同じ悩みを持った人を集めるだけです。

そして、悩んだ状態が、ますますコンフォートゾーンになります。

だから、悩みを語るときは慎重に行ってください。

コーラの入ったグラスの写真

おわりに。

アメリカ人の多くは行きつけの精神科があると言われています。

しかも、カジュアルな会話の中にもそういう話題がよく出てくるそうです。

日本では限界を超えてしまってから、初めて医者の手を借りるということがほとんどです。

深刻に悩んでいることを語るなんて恥ずかしい、という気持ちが多くの日本人の中にあるのでしょう。

文化といえば文化の問題なのかもしれません。

 

悩みが深刻である場合は、決して一人で抱え込まないことです。

最後に克服するのは本人ですが、抽象的な視点からのアドバイスも必ず必要です。

 

もし、あなたにも悩みがある場合。

まずは、一人で向き合える程度のものかじっくり観察してください。

たとえ、人の手を借りて克服したとしても、それはすごいことです。

謙遜することはありません。

 

「悩む」の対義語を調べると「楽しむ」とか「悟る」「慰む」という言葉が出てきます。

一つではないんですね。

多分、悩みを克服した後に見える世界が人それぞれだからだと思います。

 

さて、あなたにとって「悩む」の対義語はなんですか?

私は即答できません。

人生、まだまだですね。

 

それではまた。