あなたの存在感は生き方が地味であるほど増していく
こんにちは。
選手の実力より大切なもの。
それは監督の能力です。
どんなに弱いチームでも短期間で変身することがよくあります。
それは選手の実力が伸びるというより、「開花」したという表現の方が適切かもしれません。
スポーツ選手にかぎらず、我々一般人でもよくあること。
コーチングではまさに「開花」もしくは「開眼」させる方にフォーカスします。
もちろん、ゴール達成のために「実力」が必要な時もあります。
そういう場合でも、本人の気づきによってものすごく短期間で実力をつけてしまうこともあるのです。
人はどうしても「順位」をつけられてしまう。
これは生きていく上で避けられないことなのかもしれません。
しかし、順位とはいつも他人が付けるもの。
我々は小学生のくらいの時から、強引にレースの渦中に放り込まれます。
争うということが当たり前のように慣れてしまう。
その結果どうなるのか?
今度は他人に対して順位をつけることに抵抗感がなくなってしまうのです。
他人に対して順位をつけること。
それは自分の順位を決めてしまうことでもあります。
自分の順位が下がれば、自己肯定感も下がっていきます。
そうなると自然に自信も下がっていくものです。
自分の能力に対する自己評価。
それを「エフィカシー」と言います。
エフィカシーが下がった状態だと、どんな場所にいようと、どんな場所で働こうとパフォーマンスが上がることはありません。
それは、永遠に「アウェー」にいる状態とも言えます。
人の存在に順位はつけられない。
私はそう思っています。
幸い、日本という国にはカースト制度がありません。
インドにはヒンドゥー教に基づいた身分制度がありますが、差別の実態は我々の想像以上のものです。
あの人は存在感がある。
あの人はオーラがある。
そう思うことは自ら自分を卑下しているようなもの。
誰にでも存在感はあります。
オーラもあります。
私は人の存在感を「お酒」の種類に例えることがあります。
3万円の価値がついたボルドーの赤ワイン。
1000円のウォッカ。
それぞれ活躍できる場所は違います。
いくら高級な赤ワインでも、ウォッカの代わりを務めることは不可能です。
逆も同じ。
赤ワインがないフランス料理店にお客は来ません。
ウォッカがないバーにお客は来ません。
値段に関係なく、それぞれが無くてはならない存在です。
地味な存在だけど、無くては困る。
だから、いつもそばにいてほしい。
そういう安定感こそ輝きを発するものです。
これは人も同じと言えます。
存在感=順位ではありません。
能力=順位でもありません。
順位とは、あなたの心の鏡です。
上か下かは自分で決めるもの。
けれども、人の関係はイーブンです。
私はそう思います。
あなたはどうですか?
それではまた。
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