やればできる人。やってもできない人。何が違う?
こんにちは。
「あなたは、やればできる子」
普通に親が子供に言いますよね。
褒め言葉だと思って使うのかもしれません。
しかし、大人になるとこの言葉が使われることはありません。
やるべきときにやらない人は淘汰される。
これが大人社会のルールだからです。
そしてもう一つ。
大人になると知ってしまう厳しい現実。
それは、「やってもできない人が山ほどいる」ということです。
私は20代の頃、飲食業界に身を置いていました。
常に人手不足の業界です。
誰かが辞めればすぐに人員を補充しなくてはいけません。
だから、雇用する際はほぼ先着順だったりします。
ヤバそうでなければ、とりあえず雇って様子を見るといった感じです。
実際、いろんな人と出会いました。
いま振り返れば、ホントいい経験をしたと思います。
店舗という狭い世界。
そんな場所でも「できる人」と「できない人」の境界は存在します。
それは、その後転職した外資系の企業でもありました。
仕事と並行して本格的にやっていたスポーツの世界にもありました。
どの世界でも、初めからできる人がいます。
もちろん、徐々にできるようになる人もいます。
その反対に、ずっとできない人もいます。
コーチになる前の私はこう思っていました。
「できる」「できない」の差は単純に能力の差であると。
しかし、いまは全く違う考えを持っています。
「できる」「できない」の差。
それは、勝負する場所を選択する能力の差にある。
私はそう思っています。
自分の脳力に対する自己評価のことを「エフィカシー」と言います。
エフィカシーの高い人というのは、ずっと「できる人」であり続けます。
その反対に、エフィカシーの低い人は、ずっと「できない人」であり続けます。
初めから自己評価が高い人。
初めから自己評価が低い人。
その分岐点はどこなのか。
あなたは分かりますか?
それは、過去の成功体験にあります。
しかも、成功経験には必ず「うれしい」「誇らしい」「すがすがしい」といった情動が伴います。
その情動をうまく引っ張り出せると脳内にドーパミンが流れます。
ドーパミンが流れることで、「よっしゃ、やるぞ!」という気持ちになってくるのです。
だから、成功体験は強烈なものほどいいのです。
強烈な成功体験をいくつも持っている人は、どんな世界に行ってもモチベーションを維持できるので強いのです。
もし、あなたに成功体験と呼べるものがない場合。
全然問題ありません。
これから作っていけばいいだけのことです。
では一体どうやって作っていけばいいのか?
それは、あなたが勝てると思う世界で勝負することです。
勝てるとは、実績を積めるということでもあります。
単なる時間の積み重ねではありません。
試行錯誤の積み重ねが、ものを言うのです。
あなた流のやり方で結果が出れば、自己評価は一気に上がるはずです。
最後に。
他人が作った世界には、他人が作ったルールがあります。
あなたが作った世界には、あなたが作ったルールがあります。
ほとんどの人は、他人が作った世界で悩み苦しみます。
郷に入っては郷に従う。
結局、他人の世界で妥協するか、それともそこから飛び出すか。
この二つしか選択肢はないと思います。
コーチングとは、あなたが進めべき世界を気づかせてあげる作業とも言えます。
本当に心からやりたいことをする。
それ自体が成功体験です。
あなたはできる人。
私はそう信じています。
それではまた。