行動する勇気をもらえる偉人たちの名言
こんにちは。
先日お届けした「やりましたリスト」に関する記事の反響が大きかったので、改めて大事なポイントだけ説明いたします。
Q:ブログや「やったことリスト」を書くのと、どこが違うのか?
→ A:「やりましたリスト」に書くのは、基本的に今年初めてトライしてみたことです。現状の外側に飛び込んだ時にエフィカシー(自分の能力に対する自己評価)が上がります。決められた予定をこなすことや、普段の延長線上にある出来事でリストを埋めていくのは現状維持を意味します。常に現状の外側に飛び込む癖を、無意識のうちに付けてしまうのが「やりましたリスト」を書く目的でもあります。
Q:「やらかしたリスト」でもいいのですか?
→ A:やらかしてしまったというのは、「失敗」の意味も含まれます。ですので、書き上げた「やらかしたリスト」を後で眺めると必ずエフィカシーが下がります。エフィカシーが下がるとセルフトーク(自己対話)もネガティブなものになり、やがてネガティブば思考はセルフイメージとして現実化していきます。やらかしてしまった時は、「自分らしくない。次は気をつけよう」と前向きになることが重要です。
さて今回は、私が選んだ「行動する勇気をもらえる偉人たちの名言」を10個紹介したいと思います。
どうしても一歩踏み出せないで悩んでいる人は必見です。
ぜひ、あなたの行動指針にしてみてください。
“そこにエベレストがあったから(Because it's there. )”
by ジョージ・マロリー(イギリスの登山家、1886〜1924)
「なぜ、あなたはエベレストに登りたかったのか?」と問われた時に答えた言葉です。
1962年9月12日にヒューストンで行われたケネディ大統領による「アメリカの宇宙時事業に関する演説」の中でも紹介されています。
ゴールが設定できれば、あとは方法を探すだけ。
人間の脳は、ゴールが大きければ大きいほどクリエイティブに働いてくれます。
ちなみに、私がこの言葉を知ったきっかけは、以前使用していた英語教材にこの演説(代読)が収録されていたことです。
生涯に一度くらいは、この発言を真似てみたいですね。
“しょせん頭で考えたことなど、何の役にも立たない ”
by 桜井章一(20年間無敗の雀士)
私は麻雀を一切やらない。というかルールさえ知らない。
けれども、桜井氏の本は大好きで何冊も読みました。
「負けは、ほぼ自滅からくる」という言葉も、営業マン時代に何度も私を助けてくれた。
考えすぎはタイムオーバーで負けることがあるのです。
だから、とにかく行動しながら思考するのがいちばんだと思います。
“弱気は最大の敵”
by 津田恒美(元・広島東洋カープ投手、1960〜1993)
「炎のストッパー」と呼ばれた伝説の名投手。
脳腫瘍のため、32歳の若さで亡くなる。
亡くなる直前まで、現役復帰をあきらめなかった話は有名です。
我々も、たとえ嘘でもいいから、周りの人を勇気づけることを忘れてはいけないと思います。
行動が伴えば嘘にはなりません。
私は一度だけ現役時代の試合を生で観戦したことがあります。
その日の先発は、広島が今では名球会入りしている北別府投手。
大洋ホエールズは欠端投手。
リリーフで津田投手が登場し、広島が大洋に勝利したのを鮮明に覚えています。
“・・・将来の夢はありますか?・・・「いいえ!あなたにはあるんですか?」”
by 川久保玲(ファッションデザイナー)
昔は黒い服といえば冠婚葬祭でしか着ないものとされていた。
それを日常の服としてファッションの世界に風穴を開けた功績は計り知れない。
この言葉はゴールに向かって行動している人間しか発することができない。
なぜなら、台風の目と同じで、ゴール側の世界にいるとそこがゴールだと気づかないからです。
夢を語るのは子供でもできる。
あなたが大人なら、夢に向かって「やったこと」をぜひ語ってほしい。
“少なくとも、俺はやった(・・・at least I tried.)”
by 映画『カッコーの巣の上で』の中でジャック・ニコルソンが演じる主人公のセリフ
この映画は私が学生時代、キリスト教学の授業で牧師の先生が紹介してくれました。
私の中では5本の指に入る名作。
理不尽な環境から飛び出そうとする主人公。
ただ見ているだけで、理不尽な環境に甘んじている周りの人たち。
自分の未来のために、行動する人間としない人間。
結局、人はこの二種類に分類される。
“自分は自分で守らなければならない”
by ビートたけし(タレント、俳優、映画監督)
これはフライデー事件後の復帰会見での発言です。
当時、「風雲たけし城」という番組が放映されていて、しばらくたけしさんが出ていなかったのを覚えています。
行動を起こそうとするときは、誰でも他人の目が気になります。
けれども、他人の目は気にしていいと思います。
なぜなら、その中にあなたを応援する見方が必ずいるからです。
その人たちを見捨てないようにしてください。
私は、東国原英夫氏(そのまんま東)が語っていた、弟子入りを志願した時のエピソードが大好きです。
東さんはその時、たけしさんから二つ質問されたそうです。
・野球はできるか?
・家族旅行に行ったことがあるか?
芸人は根暗な方が向いているというのが、たけしさんの持論らしいです。
“行為は見える。行為を担ふものは肉体である。従つて、精神の存在証明のためには、行為が要り、行為のためには肉体が要る。かるがゆゑに、肉体を鍛へなければならない”
by 三島由紀夫(小説家、1925〜1970)
私は学生時代にものすごく影響を受けました。
三島の小説も好きでしたが、それよりも命をかけた(いや、捨てた)行動に衝撃を受けました。
どんな理想を掲げようと、やっぱり行動した人間にはかなわない。
三島が自衛隊で自刃した日の新聞記事のバックナンバーが見たくて、図書館に行ったのをよく覚えています。
なぜかそのページが切り取られていました。理由は不明です。
“リスクを取る勇気がなければ、何も達成することがない人生になる”
by モハメド・アリ(プロボクサー、1942〜2016)
ビッグマウスの裏には、誰にも分からない苦悩や努力があったのは明白です。
自分を錆びつかせないためには、迷った時ほど即行動。
スポーツ経験者なら理解できるはず。
昔、渋谷にあるシネマライズという映画館で『モハメド・アリ かけがえのない日々』というドキュメンタリー作品の予告編を見たのを覚えています。
ちなみに、その作品は数年後に自宅で見たのですが、これほどまでにドルビー・サウンドシステムの効果を体感できる作品はないのではと思います。
ぜひ、レンタルショップで借りてみてください。
A. 猪木との試合もいいですが、やっぱり「キンシャサの奇跡」にはかないません。
“恐ろしいけど、面白い。これがプロとアマの境界線”
by 江頭2:50(お笑い芸人)
人を笑わせることに関しては、決して手を抜かない。
それは、見ている人が何人だろうが関係ない。
実際、インターネット番組の公開収録を観たことがありますが、プロ意識の高さに驚かされました。
テレビのイメージは虚像で、本当はものすごくダンディな人。
あのイメージを信じている人は、メディアリテラシーが低いかもしれません。
東日本大震災の時に自ら支援物資を集め、誰にも気づかれずにトラックで運んだのは有名な話。
恐ろしさと面白さ。
優しい人だからこそ加減がわかるのです。
「結局、あなたは何ができるんですか?」
この質問に、言葉を使わずに答えられる人になりたいです。
“人間はダイヤモンドだ。ダイヤモンドを磨くことができるのはダイヤモンドしかない。人間を磨くにも人間とコミュニケーションをとるしかないんだ”
by チェ・ゲバラ(キューバ革命の指導者、1928〜1967)
アルゼンチン出身だが、キューバでは今でもフィデル・カストロより人気がある。
それは、実際に私が現地の人と会話をしてもわかったこと。
行動によって獲得した自由と平和は、今後どんな政治体制になろうと受け継がれるはず。
相手が他人であろうと自分であろうと、行動こそ究極のコミュニケーションではないでしょうか?
言葉で伝わらないことは、やって見せるしかないのです。
おわりに。
ここに挙げた偉人たちが皆、持っているもの。
それは「究極の優しさ」ではないでしょうか?
優しさは語るだけでは伝わりません。
強さがあってこその優しさです。
自分のために行動したいけど、なかなか一歩踏み出せない。
そんな時は、とりあえず人のために何かやることをお勧めします。
優しさのベクトルを内側から外側へ。
それだけでもあなたの世界は変わります。
まずは小さな一歩から。
あなたのその小さな一歩こそ、大きな革命なのです。
それでは、また。
夜になるとゲバラの部分がライトアップされる。