経済的自立や精神的自立より、もっと大事なこと
こんにちは、松江です。
まずは、震災に関連したことを書かせてください。
熊本県から遠く離れた場所で生活している人でも、テレビやネットで災害の状況を映像で見ることができる時代です。
新聞の一面を見ただけでも、恐怖を感じる人も多いことでしょう。
実際に、災害の現場にいない人間でも映像を見るだけでPTSDになることが専門家の調査で分かっています。
長期的なトラウマにならないようにするためには、我々の脳を常に恐怖を感じている状態、つまり大脳辺縁系優位の状態から、理性的に行動できる前頭前野優位の状態にすることが重要です。
そのためには、正しい文脈情報を読み取ることです。
正しい文脈情報とは、政府発表の情報です。
決して、誰かの噂やネットの匿名情報を鵜呑みにしてはいけません。
もう一つ。
他人が見た時に、それは意味がないと思われる行動を人間はよくとります。
大きな災害等があった場合は、キャンドルを手にして人の輪を作ったり、食料やトイレットペーパーを買いだめしたりする行動がその一例です。
災害のあった場所から遠く離れた場所であっても、このような行動をとることで人間の脳は落ち着きを取り戻していきます。
もし、あなたの周りにこのような行動をとる、もしくは行動を喚起するような人がいても決して批判的な態度を取らないでください。
某通販サイトの関係者から直接聞いた話では、今週の金曜から土曜日にかけて、飲料の注文が普段の約1.2倍になったようです。
備えあれば憂いなし、という言葉を疑う人はいないと思います。
だからこそ、他人事だと考えず、いざという時でも余るくらいの備蓄をしてもいいと思います。
さて、今回は「経済的自立、精神的自立より大事なこと」について書きたいと思います。
先日、あるハプニングがありました。
知り合いとバスに乗っていた時のことです。
なんと、その知り合いがバスの中で突然、倒れてしまったのです。
すぐに意識が戻ったので、バスから降り、ひとまず座らせたのですが、再度意識を失いかけたので救急車を呼ぶことになりました。
救急車を待つ間には、普通に会話できるまでに回復。
倒れることは誰にでも、いつ起こるかわかりません。
けれども、私が気になったのは、今まで倒れた経験など一度もなかったと、その知り合いが救急車に乗る直前に言っていたことです。
昨年から今年にかけて、私の周りでは、なぜか急に体を壊す人が続出しました。
やはり突然倒れて入院したり、仕事に復帰できていなかったり症状は様々ですが、そういう人たちにはある共通点があります。
それは、運動をする習慣がほとんどないことです。
中には、タバコやお酒が大好きな人もいます。
コーチングでは、喫煙や飲酒、贅沢な食事をやめるように諭すことは決してやりません。
その代わりに、条件をつけます。
例えば、タバコは運動の後だけ。
その代わり本数に制限はなく、何本吸ってもいい。
飲酒は、高いお酒だけ。
場所は高級なバーに限る。
量の制限は設けない。
焼肉は、休日の昼間なら好きなだけ食べていい。
などなど。
仕事をバリバリやっている人ほど、急に体を壊すことが圧倒的に多いと思います。
結局、最後に残るのは健康な人、そして体力のある人です。
これはまぎれも無い事実です。
いくら輝かしい経歴や才能があっても、自分の体を蔑ろにする人は必ず淘汰されていきます。
経済的自立、精神的自立より、肉体的自立。
時間がなくても、少しの運動、例えば寝る前のストレッチをやるだけで体は激変します。
幸せになるための体の知識。
それは、あなたの体は、あなただけのものではない、ということです。