横浜ライフコーチング

世界一わかりやすいコーチングの教科書

強気な人ほど心が折れやすい理由

ボクシンググローブ

こんにちは、松江です。

あなたは、元・広島東洋カープ

津田恒実投手をご存知ですか?

炎のストッパーと呼ばれ人気のあった選手でしたが、

93年に32歳の若さでお亡くなりになりました。

 

生前に残した有名な言葉がございます。

弱気は最大の敵

 

本格的にスポーツをやっていた私は、

この言葉をいつも頭の片隅に置いていました。

勝負事においては、一瞬でも弱気になったら

相手のペースに完全に飲まれてしまいます。

 

しかし、今の私は全く逆で、

常に「負けてあげる」くらいのスタンスでいます。

 

弱気の反対語は何ですか?と聞かれたら、

ほとんどの方は「強気」と答えると思います。

 

本当にそうなのでしょうか?

言語上、「強い」の反対は「弱い」であることは

間違いないと思います。

 

けれども、「気」というものすごく抽象度の高い

言葉が付くと、

そう簡単に対の関係として表すには無理があると

思っております。

 

私は「弱気」という言葉の反対語は、

このように考えています。

 

それは、勇気です。

 

「強気」という言葉を決して否定はしません。

特に、心身を奮い立たさなければならない時は

「強気」の出番になるでしょう。

 

けれども

日常において「強気」を意識することは、

強気な自分を演じることになります。

 

うまくいかないことがあると、

ますます強気な自分を演じることになります。

 

そうなると、

強気が通用しない世界は全て盲点になってしまいます。

 

あなたの周りにもいませんか?

気が強すぎて損をしている人や、

勝ち負けでしか物事を考えられない人たちが。

 

「強気」は限られた世界にしか通用しません。

 

だから、強気を通してきた人は、

自分の弱いところを見せた途端にゲームオーバーだと

勘違いしてしまうのです。

 

弱いところも見せるのが本当の強さだと

私は思います。

 

津田選手は懸命にリハビリをして復帰を

目指しましたが、その夢は叶いませんでした。

 

けれども、なぜ今でも

津田選手の生きざまに心打たれるのか?

 

それは、弱った自分の身体を認めながらも、

最後まで復帰を諦めなかったからだと思います。

 

私は津田選手の現役時代を生で見ています。

だからこそ、闘病中の姿を見て勇気を与えられました。

 

あなたはどうですか?

自分の弱さを見せることができますか?