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コロナ収束後の大不況下で「うつ病」にかからないための予防策とは?

砂時計の写真


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2008年のリーマン・ショックに端を発した世界同時不況をきっかけに、アメリカではオピオイド(鎮痛効果のある麻薬性化合物)の乱用者が急増したといわれている。

また、オピオイドの乱用による死者数がかつてなく増加し、とくに20代から50代の働き盛りの世代にその傾向は見られ、これは鎮痛以外の“覚醒”目的に多用されたことを示している。

アメリカで起きたことは、10年後に日本でも起きるといわれるが、鎮痛系のクスリが蔓延するような事態にはなっていない。日本には国民皆保険制度があるため、アメリカのように闇ルートで安いクスリを手に入れようとする人がほとんどいない。しかし、精神的な安らぎを求めて危険ドラッグや麻薬に手を出す人が今後増える可能性は否定できない。

実際、日本でもメンタル系の疾患を有する人の数は年々増え続けており、今回のコロナ感染拡大による経済の停滞で、さらにその拍車が予想以上にかかるのではないかと私は見ている。

下に、精神疾患を有する総患者数の推移をまとめた「厚生労働省による『患者調査』」から、いくつか疾患別の患者数を抜粋しておいたので参考にしていただきたい。

 

◆気分[感情]障害(躁うつ病を含む)

104.1万人(2008年)→127.6万人(2017年)


神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害

57.1万人(2008年)→83.3万人(2017年)

 

認知症アルツハイマー病)

24万人(2008年)→56.2万人(2017年)

 

厚生労働省「患者調査」より

 

高齢化社会と大不況。生き残るための鍵は◯◯◯設定にあり!?
 
世界で最初に超高齢化社会を迎える我が日本。たとえ大不況になろうと減税は期待できないし、年金だってどうなるか分からない。そんな状況下で私たちはどうやって心折れずに生きていけばいいのだろうか?

その鍵となるのは、個人がそれぞれの幸福を諦めずに追い求める。これ以外にないと私は考えている。そのために必要なこと、それは人生における真の“ゴール設定”である。これはお花畑発想では決してない。

お金がないと幸せになれないと思っている人は、この際もっと学ぶことに自己投資してもらいたい。お金は人とのかかわり合いの中でこそ意味をなし、貯め込めば結局いまの外出自粛による経済停滞をさらに悪化させてしまうことを理解すべきである。

2002年、私はキューバを一人で旅したことがある。当時、大学教授の月給がUSドル換算で約10$ほど。観光客相手にドル札のチップをもらえる仕事でないと、コカ・コーラでさえ普通に買えない生活である。(現在は一般市民のドルの所持は禁じられている)
 
それでも、キューバの人たちは自分の仕事に誇りを持ち、人生を謳歌しているように私には見えたのだ。その根底にあるのは、“諦めの美学”だと私は思っている。

けれども、我々日本人には幾度となる荒波を乗り越えてきた成功体験がある。だから、全然諦める必要なんてないわけで、いまこそ先人たちが残していった知恵とスピリットをもう一度お借りしようではないかと私は考える。

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