横浜ライフコーチング

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五月病を克服するためのセルフコーチング

激しい練習をするボクサーの画像

こんにちは、松江です。

 

ゴールデンウィークもあっという間に終わりました。

いかがお過ごしでしょうか?

私は、久々に車のタイヤを交換しました。

行ってきたのは誰もが知っている大手カー用品店です。

その手際のよさにはいつも感心します。

多分、ここの会社は社員教育が徹底されているはずです。(いい意味で)

 

さて、今回のテーマは五月病を克服するためのアドバイスです。

もちろん、コーチングが土台になっています。

 

五月病は英語でなんと言うか知っていますか?

五月病

freshmen's hypochondria

エクシード和英辞典 第二版(三省堂

 

決して「May disease」ではありません。

病気ではないですから。

誰にでも起こりうる、一時的な症状ですよね。

 

私は五月病を意識したことはほとんどなかったです。

むしろ1年目、2年目という大きな節目にやる気がドカンと落ちました。

ちなみに、私の経歴はかなり異色な方だと思われます。

 

流れ者ばかりの飲食業界。

帰国子女だらけの外資系教育関連会社。

昭和かと思うほど古い体質の物流企業。

 

こんな会社を渡り歩いてきました。

離職期間中に派遣で働いた会社を含めるともっとたくさんあります。 

こんな経験をしてきた私だからこそできる「五月病に悩む方へのアドバイス」を3つ紹介します。

  

一、あなたの会社の常識は、よその会社では非常識であると認識する

仕事で打ち合わせをしている人たちの写真

私が最後に働いていた大手物流企業のグループ会社の話です。

ここの会社のトップはもちろん社長。

なぜかその下に「プレジデント」。

そして部長。

謎の「室長」。

次長。

課長3名。

そして平社員。

 

最初はこの組織体制がよく理解できず戸惑いました。

ここのグループ会社では、これが普通らしいです。

ちなみに管理職以上は皆、出向組です。

 

無駄と言い切れる会議が多かったのも事実。

なぜか会議は必ず夜に行われました。

私が辞める頃には、残業を減らすために会議がほぼゼロに。

その後、組織改編も行われたようです。

 

これ以外にも驚いたことが山ほどあるのですが、一応お世話になった会社なのでこれ以上は割愛させていただきます。

 

大事なことは、常に抽象的な視点を持つことです。

あなたの会社で当たり前だと思われていることでも、他社では通用しないことがほとんどです。

だから、あなたの会社という狭い世界での悩みも、他では通用しないちっぽけなことかもしれません。

さらに、抽象的な視点で業務を改善できる人間はどこへ行っても必ず重宝されます。

 

二、あなたの真のゴールは勤め先にはないと認識する

南国の海辺の写真

企業にはそれぞれ理念があります。

理念はゴールと言い換えることもできるでしょう。

そのゴール達成の力になってくれそうな人を企業は採用します。

 

例えば、あなたが務める会社の企業理念が「IT技術で消費者の生活を便利にする」だったとします。

あなたはそれを実現するために、会社に貢献するわけです。

けれども、あなたの仕事に対するゴールと、企業のゴールは同じである必要はありません。

むしろ個人のゴールの方が大きく、会社のゴールを包摂しているくらいでないと、革新的な企業とは言えません。

 

そしてもっと大事なこと。

それは、仕事のゴールはあなたの人生の一部分にすぎないということ。

 

個人のゴールは複数持つべきです。

それは、あなた以外の社員も同様です。

具体的なゴール設定の方法はこちらを参考にしてください。

y-matsue.hatenablog.com

 

三、現状の最適化は退化であると考える

水族館の大きな水槽で泳ぐ魚の写真

職場は水族館の水槽の中に似ています。

ある人はヒラメのように周りの色と同じになり、ある人はイワシのように群れを作ります。

またある人はサメのように他の魚を食べ、またある人はコバンザメにくっつく小魚のようになります。

 

これは実際に物流会社にいた時のエピソードです。

 

私が取ってきた案件を工場で稼働させるために、隣の部署でスケジューリングを組んでもらおうとしました。

私がいた営業部と工場の間に入って、そのようなスケジュールを組む仕事を専門にする部署がありました。

その担当になったのは、入社二年目の男性社員です。

 

けれども、納期がタイトであるのでスケジューリングをしたくないと言い出すのです。

私はあっけにとられました。

実際、稼働可能な納期でありましたし、それをすることで売り上げが発生するのです。

けれども、タイトだから松江さんが自分で工場にお願いしてくださいと言うのです。

 

私「君の仕事なのに、なんでこっちがやるの?」

男性社員「怒られるのが嫌だからです」

私「えっ・・・」

 

有名大学を出て入社した人間でも、一年半経てばこんな感じになるのです。

組織は個人の能力や人間性を残酷なまでに踏みつぶしていきます。

 

一年も経てば、やがて無意識のうちに現状維持へ転換します。

現状維持という名の最適化です。

 

我々の祖先は海からやってきました。

けれども、やがて祖先は陸に上がろうとします。

水の中に残った連中もいます。

我々は勇気を持って陸に上がったものたちの末裔なんです。

 

あなたはどこへ行っても通用する人です。

だからこそ、いつでも進化を選べる人になってください。

 

最後におさらいです。

大事なことは、

 

一、抽象度の高い視点を持つ。

二、複数のゴール設定。

三、常に脱現状。

 

この三つを覚えておいて損はしないはずです。

  

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y-matsue.hatenablog.com