横浜ライフコーチング

世界一わかりやすいコーチングの教科書

職場とは、わがままを言う場所である。

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平成25年に厚生労働省が行った調査では、15人に1人が生涯に一度は鬱を経験するらしい。しかし、実際はもっと多くの人が自分でも気付かないうちに鬱になっていると私は考えている。なぜなら、国民病とも言える腰痛や、肩こり、坐骨神経痛など筋骨格系の疾患は心理的ストレスによる脳の器質的変化によってもたらされているというところまで分かっているからだ。

以前は、鬱は心の風邪と言われていたことある。けれども、そんな単純なものではない。私自身、重度の腰痛で1年半近く働けない時期があり、鬱と腰痛の治療法が同じであることを知った時は正直ショックを受けた。幸い私の場合、気功やセルフコーチング、認知行動療法の知識があったのでなんとか自力で全快するまでに至ったが、多くの鬱や腰痛の患者が希望もなく誤った知識を頼りに彷徨い続けているというのが実情である。

ただの紙切れに福沢諭吉が描かれていると知った瞬間、心が動かされてしまうように、人間の心は結構危うい。なんの実体もない“情報”こそ、心を蝕む正体であり、もはや我々人間は物理空間よりも情報空間にリアリティを感じて生きている存在とも言える。

心の病を予防する方法、それは誰でもいつ心が病むか分からないという自覚を持つことだと私は考える。そしてもう一つ大事なこと、それは環境を変えれば鬱を予防できたり治せると安易に考えないことである。人の性格や思考回路は環境に関係なく不変である。しかし、だからこそ無理して現在の職場環境を変えることをしないでも、鬱は予防できるという希望が残されている。 

では、ストレスを上手にマネジメントしながら、心健やかにいまの職場で生き残るコツとな何なのか? 私の経験から言えることは、自分の仕事の成果を出来るかぎり数値化し、客観性を持って自己評価をすること。そしてもう一つ、それはわがままを言う習慣を持つことである。 

どんな仕事でもパフォーマンスの数値化は可能なはずである。客観的視点で自らの仕事の成果を説明できれば、たとえ自分の仕事について批判されたとしても感情的にならずに済むであろうし、必要以上にネガティブな評価をされた場合には冷静に反論ができるに違いない。

最後に、わがままを言うことのメリットについて。恐らく、多くの社会人がわがままなんて言えませんと思ってるかもしれない。けれども、外資系、国内大手、ホワイトカラー、ブルーカラーいろんな仕事を経験してきた私から言わせてもらえば、わがままを言えるようになればなるほど職場における人間関係のストレスは減っていくものである

そして面白いことに、リラックスして緩い雰囲気を出している人ほどなぜか愛される傾向がある。職場内だけではなく、顧客やクライアントからも愛されるというメリットだってある。高いパフォーマンスを維持してるからリラックスできるのではなく、自ら積極的にリラックスできる環境を作ることで仕事のパフォーマンスは上がるのである。

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