年を取る怖さの克服方法は、自分を“いま感”で満たすこと
目の前で、どんなに人生論や夢を語ろうと、旅の経験が少ない人の話はなんか薄すぎると感じるのは私だけでしょうか?
旅をすることのメリット、それは「感性の引き出し」が増えることだと私は思っています。
二十歳の旅の経験は、二十歳の頃の感性でしか話すことができず、それはどの年齢になっても同じ。
だから、仕事をリタイアした後のクルーズ旅行をジジババが語っても、若い世代になんも響かないのは当然のこと。
年老いたボブ・ディランがしわがれた声で『Like a rolling stone』を歌うのと訳が違うんですよね。
人生を過去の積み重ね、もしくは過去の積み重ねが人生と考えるか。
それとも、人生は未知なことの連続であると考えるのか?
過去の反対語、それは未来ではなく、“未知”ではないかと思います。
なぜなら、過去に生きた人にとって、つい昨日のことも未来だからです。
つまり、時間という概念はさほど重要ではなく、要はあなたがまだ見ていないことに触れてみる。
それこそが時間の流れという“宇宙の法則”に逆らわない自然な生き方なのかもしれません。
“まじめな人は、真面目ジメジメ”
これは私が好きな斎藤一人さんの言葉です。
“喰うために生きるのか?それとも生きるために喰うのか?”っていう表現がありますよね。
一般的には“生きるために喰う”のが美徳とされていますが、人は喰っても動く保証なんてないので、“喰うために生きる”ほうが未来に向けて“現在活動中”という意味で正しいはずなんです。
夢や希望を語るほど、人は足が重くなっていきます。
それは、TRYしてこなかった過去の臨場感を高めてしまうからです。
人は臨場感の高い世界にしか生きられないというのが、現時点での認知科学の答えのようです。
歳を取ることを怖がる理由もそれと同じ。
“いま感”の薄さで窒息しそうなだけなのかもしれません。
行動できるのは、いま、いま、いま。
さあ、現状を飛び出しましょう。
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