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基本は応用を兼ねる〜ある英語学習者の悩み〜

ABCと書かれた黒板の写真

こんにちは。

今日は英語に関する話を書きたいと思います。

 

「もっと難しいレベルのもの、ありませんか?」 

これは、以前私が英語学習者向けの教材を販売していた時に、お客様からよく言われたことです。

しかも、このような質問をされる方には決まって「ある特徴」がありました。

分かりますか?

 

それは、ほとんど英語が話せないことです。

 

「分かる」と「出来る」は全く別もの。

これは、どんな分野でも言えることだと思います。

スポーツでもそう。

私はある格闘技を教えることがありますが、「技」なんて二の次だと初心者の方に言っています。

必要な力と柔軟性を身につけ、基本的な体の動かし方、力の伝え方を学ぶ。

そうすれば、技の習得も最小限のステップで済むものです。

 

バリバリ英語を使って仕事をされている方ほど、「基本」の習得の重要性に理解を示されます。

私が扱っていた商品も、基礎の基礎から始めるものでした。

だから、英語ができる親御さんが子供のために購入されるケースがよくありました。

もちろん、学生や大人が使っても充分な英会話力がつく商品です。

 

ちなみに、私は留学経験もなければ英会話スクールにも通ったこともありません。

けれども、英語力は外国人相手に接客して商品を購入していただくまでのスキルを持っています。

ある時期、私は家電量販店のパソコンソフトコーナーでその教材を販売していましたが、外国人が多く来店するAppleの売り場に通訳としてよく駆り出されていました。

もちろん、ご購入まで導くことも忘れませんでした。

 

基本の反復練習。

これが英語習得の近道です。

そして、もう一つ大事なこと。

それは、声に出して練習することです。

 

よく、いろんな教材を使っても「効果がありません」という方がいます。

そういう方は、しゃべって練習してないだけ。

本当に英語必要性に迫られているのなら、しゃべって練習するはずです。

 

あと、自分の習得度を測る「ものさし」。

それは、英語でどれくらい「自分」を述べられるか。

それを意識すれば、日本の英語学習は中学までで充分だと思っています。

 

最後に、コーチング理論に基づいた英語習得方法を少しだけ紹介します。

 

脳は常に一つの人格しか表に出せません。

多重人格者と言われる人でも、目の前の人間と話すときは一つの人格から言葉が生まれます。

別な人格が出てくれば、さっきまで出ていた人格は完全に隠れてしまうのです。

 

この脳の特性から考えると、バイリンガルの人も常に人格を「英語人格」と「日本語人格」のように瞬時に入れ替えています。

英語を話しながら、日本語で考えるということはしていないはずです。

 

したがって、英語を短期間で身につけたい場合は、日本語とセットで覚えないということです。

それは時間がかかると思われるかもしれませんが、そんなことありません。

実際、私はこの方法を試してから1年弱で英検準1級に合格しました。

 

基本は応用を兼ねる。

英語に限らず、実践してみてください。

特に、長年結果が出なかったものほどやる価値があります。

 

それではまた。

 

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