過去の実績イコール「強み」ではない!
こんにちは。
看板娘がいるお店。
看板娘が一人もいないお店。
あなたはどちらのお店で食事をしたいですか?
多分、看板娘がいるお店を選ぶと思います。
店舗経営においては看板娘を作ってはいけない。
飲食業界ではよく言われていることです。
私は20代の頃、飲食業界に身を置いていました。
だからこの言葉の意味を痛いほど理解できます。
看板娘を作ってはいけない理由は単純です。
その看板娘がいなくなれば、それ目当てだったお客様も来なくなるからです。
これは普通の企業でも同じこと。
二度三度の転職が当たり前の時代。
スタープレイヤー頼みの会社ほど危ないのです。
かといってスタープレイヤーを作るべきではないということではありません。
どんな組織であれ、必ず優秀なグループが出来るものです。
「2-6-2の法則」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
これは、どんな集団でも必ず上位2割、中位6割、下位2割に分かれるという考えです。
上位2割の人たち。
まさしく輝かしい結果を残している人たちのことです。
しかし、それはあくまでもその集団における上位2割。
だから客観的に見れば、上位でもなんでもないのです。
過去の実績を「強み」と思い込んでいる人がたくさんいるような気がします。
しかし、過去の実績自体が「強み」として通用する機会は多くありません。
たとえそれが「数字」という嘘のつけないもので表せたとしてもです。
実績よりも大事なこと。
それは、「なぜその結果を出せたのか」という分析力です。
言い換えると、状況を客観的に見る能力です。
過去の実績は誰も欲しがりません。
人々が欲しがるもの。
それは再現性のある「実績を出す方法」です。
自分以外の人に役に立つこと。
それこそが我々の「機能」であり「役割」でもあるのです。
過去に実績がなくても安心してください。
とことん、自分らしく生きる。
これが出来ている人は多くありません。
だから、あなたがそれを実践してください。
そうすれば、あなたの生き方が「強み」になります。
それではまた。