横浜ライフコーチング

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「オレは持ってる」と言う人が持っていないもの

髪の長い男性の写真

こんにちは。

 

オレは持っている。

このセリフを言う人が持っているものとは?

多分、目に見えないものを指すのでしょう。

けど、それを持っているという証明は誰もできません。

 

普通の人がこのセリフを言ったらどうなるか?

「あっ、そうですか」で終わってしまうと思います。

ということは、何か結果を残した人限定の言葉なのかもしれません。

 

しかし、結果があろうとなかろうと、この言葉が浮かんだら要注意だと私は思います。

別に「うぬぼれ」とか、そういうレベルの話ではありません。

 

例えばの話です。

もし、あなたが見知らぬ土地で迷子になってしまいました。

しかも、持ち物は全部盗まれてしまって、自分を証明できるものは何もありません。

たまたま通りがかった警察官があなたを保護し、交番へ連れて行きました。

そんなとき、あなたは「自分」のことをどのように説明するでしょうか?

 

あなたが発した名前が本物であるかを、どう証明しますか?

住所もそうです。

あなたが真っ先に挙げた家族や知人の名前。

 

つまり、あなた自身を説明するには「他人」の存在がどうしても必要なのです。

言い換えると、自分の存在とは他人の存在証明でもあるのです。

 

あなたは誰かの子どもであり、その誰かに名前をつけられた存在です。

そして、あなたがいることで、その誰かは「親」という立場になります。

友人がいれば、その友人もあなたという友人を持っています。

先生を持つことで、あなたは生徒という存在になります。

この繋がりはどんな人であろうと、永遠に続き、終わりはありません。

 

「オレは持っている」という話に戻ります。

持っていることに気付くことができるのは、他人の存在があるからです。

自分で気付くことは不可能なのです。

 

どんな一流のミュージシャンでも必ずプロデューサーがいます。

プロデューサーがいなければ、才能は引き出せません。

 

スポーツの世界でも同じ。

コーチがいなければ一流にはなれません。

 

そして、ここからが重要な話。

どんな人であっても素晴らしいプロデューサーやコーチに巡り会えば、必ず芽が出るものなのです。

 

つまり、誰もが必ず「何か」を持っているのです。

この当たり前のような、原理原則の知識があれば「オレは持ってる」なんて言うこと自体おかしいのです。

 

それでも、多くの人がその「何か」に気付くことができません。

なぜでしょうか?

 

それは、自分で見つけ出そうとするからです。

自分のいいところほど、自分では気づけないものなのです。

いいところとは、自分の「強み」のこと。

しかし、多くの人にとって「強み」と「やりたいこと」に関連性がありません。

だから、やりたいことがあっても動けないのです。

動くためには「強み」を見つけてくれる人の存在がとても重要です。

 

あなたには「強み」を指摘してくれるプロデューサーがいますでしょうか?

何をすればいい???って悩んでいませんか?

悩むのは動いてからです。

動く前に悩む時間ほど、もったいないものはありません。

 

最後に。

あなたは持っています。

 

それではまた。 

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