今の仕事が天職なのかどうかを見極めるポイント
こんにちは。
あなたにとって仕事とは、仕方なくするものでしょうか?
それとも、好きでやるものでしょうか?
やらなければいけない仕事なんて、あってはならない。
コーチングではそのように考えます。
なぜなら、好きで選んだ仕事なら「やらなければいけない」という感情が生まれるはずはないからです。
しかし、仕事はやってみないと分からないものです。
だから、自分が好きな仕事に初めから就ける人は一部のプロスポーツ選手くらいではないかと私は正直思っています。
職業はゴールにはならない。
これはコーチングにおけるゴール設定のルールです。
例えば、野球選手を目指す人はプロになって「どんな風に活躍したいか」までを明確に思い描く必要があります。
メジャーリーガーのイチロー選手は小学生の時に、お世話になった人たちを招待するとまで作文に書いています。
そこまで詳細なゴールを設定することによって、段階的な小さいゴールの達成方法が見えてくるのです。
大きなゴールを持っているにもかかわらず、今の仕事にやりがいを感じない。
こんな悩みを持っている方がたくさんいると思います。
好きで選んだ仕事なのにモチベーションを全く感じなくなってしまう。
実は私自身もそのような経験をした人間の一人でもあります。
あなたは、エンドステートという言葉をご存知でしょうか?
例えば、もしあなたが「日本を安全で住みやすい国にする」というゴールを胸に抱いて警察官になったとします。
警察という組織では鑑識の仕事に就く人もいれば、地域課、交通課に配属される人もいます。
配属先によってやることは違いますが、それぞれ与えれらた役割の中で果たすべき任務のことをエンドステートと言います。
エンドステートが変わってもゴール自体は変わりません。
つまり、揺るぎないゴールがあればどんな任務についてもゴールに影響を及ぼすことがないのです。
それくらいゴールを持つことは大事なのです。
いまの仕事が自分に向いているのか?
この仕事をずっと続けてもいいのだろうか?
これが本当にやりたい仕事だったのか?
こんなこと、一度や二度考えたことありますよね。
そんなときに、まずやるべきこと。
それは、ゴールや目標を明確にすることです。
さらに、与えられている「エンドステート」の再確認もしてみてください。
いまやっていることがゴールと関係がない、もしくはなくなってしまった。
その場合、いまの仕事を続けるだけ時間がもったいないと言えます。
ゴールがないから、エンドステートも関係ないと仰る方がいるかもしれません。
それは本人の自由ですが、コーチングの対象外の人でもあります。
アメリカではコーチングを取り入れた企業では、平均756倍も利益率が上がったという調査結果があります。
一人ひとりやるべきことが明確になっている。
そんな企業でないと、激しい競争の中では生き残ることができないとも言えるのではないでしょうか?
おわりに。
人生においては「Want to」のことだけをやる。
これはコーチングの基本でもあります。
それに反論する人がいることも事実です。
「やらなければいけない仕事もある」と。
本当にそうでしょうか?
自ら「やらなければいけない仕事」を選んではいないでしょうか?
そうすることによって「安心」を得ているだけではないでしょうか?
本当に達成したいゴールがあれば、そのゴールを守らなければならないという「Have to」の感情が当然のように芽生えます。
けれども、その「Have to」は親が子を守る条件反射のようなものなので意識に上ることはありません。
仕事は自分で選ぶもの。
選ぶものがなければ自分で作ればいいだけのこと。
この世界における、あなたの「役割」は何ですか?
その「役割」を真剣に考えてみてください。
天職とは、まさにその「役割」のことだと私は思っています。
それではまた。