わがままスタイルが通用する条件
こんにちは。
80年代のバブルと言われた時代。
海外メーカーの車を売るトップセールスマンたちは、ディスコや高級ホテルのプールで営業をかけていたと言われています。
しかも、一方的に売り込むスタイルではなく、興味を持ってくれた人にはあえてこんな感じの態度を取っていたようです。
「パンフレットは自分でショールームに取りに来てください」
あの時代はBMWの3シリーズが「六本木のカローラ」と言われていたくらい、高級車がよく売れたそうです。
だから、「わがままなスタイル」の営業マンでも結果が出せたのです。
しかし、これは理にかなった営業スタイルだと私は思います。
ある程度ふるいにかけて、それでも興味を持った人に集中して営業をかける。
時間と行動範囲が限られた営業マンには、とても効率の良い売り込み方なのです。
では現在でも「わがままスタイル」は通用するのでしょうか?
インターネットの普及によって、どこにいても欲しい情報を手にすることが可能になりました。
だから、ワガママな態度を少しでも取ればお客様が逃げていくだけではなく、悪い評判が広がり取り返しのつかないことになるでしょう。
しかし、これはあくまで「対お客様」の話。
もしあなたが会社のように組織に属している場合、ある条件をクリアすれば「わがままスタイル」を貫くことは可能です。
その条件とは何なのか?
それは、結果を出し続けることです。
これはあくまで最低条件です。
もっと大事なこと。
それは、結果を出し続けるために必要な「自分なりの理論」を持っていることです。
実は、私自身がセールスマン時代、「わがままスタイル」を貫いている人間でした。
こだわりがない人間にモノは売れないと、いまでも思っているくらいです。
会社員生活と並行して本格的に格闘技もやっていたのですが、そこでも「わがままスタイル」は健在でした。
周りと同じ練習メニューはこなさず、自分だけの練習スタイルを実践していました。
ある程度の結果を残していたので、誰にも文句は言われません。
そのかわり、練習相手に指名されれば喜んで相手をしてあげます。
結果を残しさえすれば、わがままを通すのは簡単です。
しかし問題は、わがままな人間とどう接するかですよね?
実力はあるけどワガママだから好きになれない人。
あなたの周りにも一人や二人いると思います。
そんな人と上手く接する方法。
それは、ワガママな人の「コンフォートゾーン」に入らないことです。
できること。
できないこと。
それらをワガママな人に対してハッキリ提示することが大切です。
ワガママな人が苦手としているもの。
それは、自分よりもワガママな人です。
ワガママな人同士は、交わることがありません。
なぜなら、お互いに強力な「コンフォートゾーン」を持っているからです。
おわりに。
多分あなたは、とても素直な人間だと思います。
それでも、ワガママである可能性は充分あります。
多くの人は、いろんな「言い訳」を作って現状に留まろうとします。
それもそのはず。
あなたを現状に縛り付ける見えないチカラは、
台風やハリケーン以上に強力だからです。
しかし、「言い訳」をしているのは本人です。
そんな自分自身のワガママな部分には、みんな目をつむってしまうのです。
ワガママを通すなら、「ワガママ」を意識にあげることが大切です。
なりたい自分になるためにワガママなのか。
それとも、現状を維持するためにワガママなのか。
あなたはどちらのワガママを貫きますか?
それではまた。