横浜ライフコーチング

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自分を過大評価する人ほど収入は上がっていく

黒い犬の写真

こんにちは。

あなたは現在の収入に満足しているでしょうか?

アメリカで行われた調査によると、8%の労働者しか現状の給料に満足していないとのこと。

そして、実際に昇給を求めたことがある人は43%と半数に満たないのですが、その背景には職を失うことへの不安があるようです。

jp.wsj.com

 

私は大学卒業後、地元の小さな有限会社、外資系企業、国内の大手物流企業のグループ会社へと渡り歩いてきました。

私の経験では、いちばん給料交渉がしやすいのは小さな会社だと思います。

一般的な国内の企業では、あくまでも私感ですが、入社後に個人が給料交渉をするということは滅多にないのではと思われます。

 

しかし、あなたが普通の企業にお勤めでも、躊躇することなく給料交渉をしたほうがいいと私は思っています。

なぜなら、会社が一人ひとりの能力を公平に評価することなんて不可能だからです。

実績作りのために暴走する上司に、散々振り回された経験がある私から言わせていただくと、会社なんて目立っている人にしか目がいきません。

しかも、目立っている人ほどそれなりのポジションに就いているので給料も高かったりします。

 

現在の私は個人で活動していますので、給料交渉をすることはありません。

自分の収入は自分の活動次第ですが、なぜか会社員時代よりも収入に関しては楽観的になりました。

 

よく仕事に関する悩みを聞く機会があります。

社会人にとって主な悩みの種といえば、人間関係かお金のことですよね?

一応、コーチングでは「具体的な」アドバイスはなるべく控えます。

なぜならば、こちらからアドバイスをすることによって、クライアントに先入観を植えつけてしまうからです。

その先入観が「心理的盲点」を作り出します。

コーチングはクライアントの心理的盲点に隠された「本当にやりたいこと」を探し出す作業なので、具体的なアドバイスは極力控えたほうが安全なのです。

 

それでも仕事の悩みに関するアドバイスを請われた場合、私の回答はいたってシンプルです。

「転職するか、独立するか。どちらかを選んでください。」

 

現状を維持したまま問題を解決する道も、探せばあるはずです。

しかし、収入は「もらうもの」という考えを捨てないかぎり、自己実現は難しいのです。

その考えを捨てた瞬間、多くの人があることにハッと気付きます。

仕事もお金も自分で「作り出すもの」であると。

パリ、オルセー美術館の天井画の写真

 It's OK to be rich.

これはコーチングの元祖、故ルー・タイス氏が残した言葉です。

 

多くの人は現状に自分の評価を合わせます。

自分に対する外からの評価も、現状に沿ったものでないと納得することがありません。

いくら将来に可能性があることを説いても、無駄に終わることが多々あります。

 

逆に自分自身を過大評価する人ほど未来に目を向けます。

例えば企業に勤めている人でも、「なぜ、私がこの会社に必要なのか」ということを、自分の過去の実績よりも会社の存続を優先してアピールすることに長けています。

 

もし、あなたが乗った船が沈没したとします。

あなたと他の乗客数人が無人島に漂着した場合、そこでリーダーになれるのはサバイバルの術を知っている人間です。

 

これは、いまにも沈みそうな会社に例えても同じこと。

90年代のアップル社もそうでした。

会社を救えると信じ、それを実行に移した人間に従業員は「ラポール」を感じました。

そのラポールは広告代理店を巻き込み、やがて世界を巻き込んでいきました。

つまり、世界中の人がスティーブ・ジョブスという一人の人間にラポールを感じたのです。

 

多くの人が勘違いしがちですが、過去の実績と未来には因果関係などないのです。

過去の実績と因果関係があるのは、「現在」だけなのです。

ベンチに座っておしゃべりをする男の子と女の子の写真

最後に。

 

とにかく根拠のない自信を持つ。

これこそが、誰でも自信をつけられる秘訣でもあります。

 

根拠のある自信は危ういのです。

なぜならば、

根拠が揺らげば、そんな自信は一気に失せてしまうからです。

やがて、エフィカシー(自分の能力に対する自己評価)も確実に下がることでしょう。 

 

「自分はできる」

このセルフトークは本当に効きます。

場面に応じて、

「自分は救える」というセルフトークも付け加えてみてください。

 

さらに一段上を行きたい人は、

なぜ、できるのか?なぜ、救えるのか?という

「なぜ」の部分を未来側に立って考えてみてください。

 

必ず、あなたの未来はあなたが望むように変わります。

多分ではありません。

必ずです。

 

それではまた。

黒板の写真