横浜ライフコーチング

世界一わかりやすいコーチングの教科書

潜在意識のふたが開く瞬間とは

綺麗な川の水中写真

こんにちは。

オリンピック種目にもなっているウェイトリフティング(重量挙げ)は誰もが知っている競技だと思います。

では、パワーリフティングというスポーツ競技をご存知でしょうか?

ベンチプレス、デッドリフト、スクワットというバーベルで行う3種目の合計重量を競うスポーツです。

 

私は20歳のときにスポーツクラブに入会し、それ以降、ベンチプレスの虜になってしまいました。

ベンチプレスとは、水平の台に仰向けに寝てバーベルを胸の位置で上げ下げするトレーニングです。

トレーニング経験のある人は分かると思いますが、必ず停滞期が訪れます。

私の場合、70kgを上げられるようになったときに、しばらくその停滞期が続きました。

 

しかし、その停滞期を抜け出したあとは、100kgくらいまで順調に記録が伸びていき、スポーツクラブ内の記録会では2位の成績を残すことができました。

 

私が停滞期を抜け出すために行ったこと。

それは脳をだますことです。

普段上げられる重さの限界より、もっと重いバーベルを誰かに補助してもらいながら支えるのです。

ベンチプレスは腕を曲げながら胸の高さまで下ろすのですが、手を伸ばしたまま、ただ支えるのです。

普段のmaxより重いバーベルをただ支えるだけで、いままで上げていたバーベルがとても軽く感じるようになるのです。

 

火事場の馬鹿力という言葉がありますよね。

人間は本来もっている能力を無意識のうちに押さえ込んでしまっているのです。

では、我々が持っている本来の能力を引き出すためにはどうすればいいのでしょうか?

 

それは、潜在意識のふたを「自らの意思で」開けることです。

ダイビングをしている水中写真

潜在意識と顕在意識。

どうして、人間の意識は二つに分かれるのでしょうか?

 

それは、脳に「RAS」というフィルター選別システムがあるからです。

重要だと認識したものだけがフィルターに引っかかり、それ以外はすべて無意識下に放り込まれます。

そのフィルターがあるおかげで、人間の脳はパンクしないようになっているのです。

 

けれども、重要だと思ったことを自ら選別したにもかかわらず、人生は思い通りにいかないものです。

なぜでしょうか?

 

それは、脳の選択基準が「現状の最適化」だからです。

つまり、脳が選択するものは「現状の最適化」を達成させるためのものだからです。

 

だから、人生を変えるくらいの結果を出すためには

脳が選択しなかったもの、

つまり、無意識下に眠っているものを引っ張り出す必要があります。

 

では具体的にどのようにして無意識下(=潜在意識)にアクセスし、そこに眠っている能力を引き出すのか?

 

それは、

あなたが手に入れたい能力の必要性を、自ら作り出すのです。

 

例えば、

スポーツ、ギャンブル、投資なら

「勝つべき理由」を明確に思い描くのです。

 

お金、成功、地位、仕事、物や資格、理想のパートナーなら

「手に入れるべき理由」です。

 

そしてもっと大事なこと。

それは、「勝つべき理由」や「手に入れるべき理由」といった必要性を、必ず自分の中に作るということです。

 

親のため、お世話になった人のため、世間体のため。

それらは、あなたが本当にやりたいこととは関係がないはずです。

 

やりたいことに集中するから、脳がリラックスしてクリエイティブモードに入ることができるのです。

まさにその状態を、「潜在意識のふたが開いている」と言うのです。

水中で泳ぐイルカの写真

最後に。

 

心の底からワクワクすることをやる。

中途半端なワクワクでは潜在意識のふたは外れません。

心の底とは、まさに潜在意識のことだと思っています。

 

人にはいろいろな使命があります。

人生を楽しむ使命。

私は、これがいちばん大切な使命だと思っています。

 

学生のときに、かつて伊勢佐木町にあった関内アカデミーという狭いシアターで『ポネット』というフランスの映画を観たのを思い出しました。

ストーリーの終盤に交通事故で亡くなったはずの母親が、幼い娘のために姿を現わします。

そして、こう言うのです。

 

「どんなに悲しくても、楽しいことをやりなさい」と。

 

努力を強要する人がいます。

がんばることが美徳だと信じている人がいます。

根拠のない慣習を妄信しすぎるから、想定内の人生になってしまうのではないでしょうか。

 

あなたらしく、常にリラックスすることを忘れないでください。

 

リラックスしたマインドが思いがけない発見をもたらすのです。

 

それではまた。 

沖縄になるカフェの写真