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忘れたい過去の記憶と上手に付き合う方法

足元を写したモノクロ写真こんにちは。

あなたにはどうしても忘れたい過去の記憶がありますか?

 誰にでも忘れたい過去はあるはずです。

もちろん忘れたくない過去もあるでしょう。

 

忘れたい過去には二種類あると私は思います。

 

勝手に起こってしまった過去。

自分が作り上げてしまった過去。

 

人間の脳には、嫌な出来事ほど長期的にかつ鮮明に覚えるという特徴があります。

しかも、脳は身勝手で嫌悪感や恐怖をさらに増大させていきます。

けれども、これは危険回避をするために必要な本能でもあります。

 

忘れたい過去をうまくフェードアウトさせるには、この脳の特徴をうまく使えばいいのです。

つまり、こういうことです。

「ネガティブな感情」と結びついた過去の出来事があったとします。

その過去の出来事を、「ポジティブな感情」と結び直せばいいのです。

プレゼントボックスの写真

心からお礼を言うことができた過去の記憶。

とにかく消し去りたい記憶。

 

あなたの人生では、どちらの方が多かったですか?

 

意外にも、うれしかったことやラッキーだったこと。

そして、ありがたいと思えることはすぐに思いつかないものです。

実際には、あなたは人生の中で数多くの「ありがとう」という言葉を発したはずです。

それでも、心から「ありがとう」と言えた出来事はすぐに思い出すことができません。

これは、先ほど書いたように脳は嫌な出来事を優先的に記憶に留めようとするからです。

 

だから、忘れたい過去の記憶を塗り替えていくためには、 感謝の気持ちを利用するのです。

 

 あなたに嫌な思いをさせた対象には、感謝する必要はありません。

大事なことは、そのときにあなたの周りにいた人を思い出すことです。

 

家族や友人。

上司や同僚。

学校や病院の先生。

もしかしたら、全然知らない人。

力になってくれた人。

そうでない人。

間接的にあなたをそこに導いてくれた人。

遠くであなたを見守ってくれた人たち。

 

嫌なことの渦中にいるとき。

人は「自分」と「嫌な対象物」しか見えなくなります。

 

けれども、その他大勢の人たちのおかげでその場にいたことも事実です。

 

忘れたい過去をもう一度、頭の中で思い浮かべてください。

その瞬間を切り取ると、あなたが見えないところにも誰かが存在したはずです。

 

あなたの心が避難できる場所。

あなた自身が帰れる場所があったはずです。

その場所にいた人たちに、心の中で感謝の言葉をかけてあげてください。

 

心を癒す鍵は「感謝」にあるのです。

都会の夕焼けを写した写真

おわりに。

 

人には「気付き」を得る力が備わっています。

気付きを得るために必要なこと。

それは、物事を客観的に見ることです。

 

渦中にいると、人の視点は限りなく水平のポジションを維持します。

ふっと力が抜けたときに、一段上の視点から物事を見ることが可能になります。

 

悩みは、あなたと物理空間を強力に結びつけようとします。

そして、気付きを得た瞬間、あなたを縛りつけていた物理空間から少しずつ解放されていくのです。

つまり、情報空間という、未来にまで時間軸が伸びた世界に初めて触れることが可能になるのです。

 

どんな時も感謝の気持ちを忘れない。

そうすれば、誰もがあなたの味方になるはずです。

 

悩みの種は他人でも、それを育ててしまうのは自分自身。

そして、刈り取ってくれるのは結局他人。

 

ホント、一人では無力なんですよね。

 

それではまた。