苦手な上司や同僚とストレスを溜めずに接する方法
こんにちは。
私は大のポテトフライ好き。
外食すると必ず注文します。
海外に行ってもメニューに「French Fries」か「Fries」の表示があるとテンションが上がってしまうくらい。
好きというか、そのお店の個性がポテトフライには現れると思っています。
学生の頃に好きだった村上春樹の小説には、よくポテトフライとウィスキーが登場するんですね。
多分、その影響がいちばん大きいです。
つまり、青春の味。
あるチェーンの居酒屋ではポテトフライの上にバターと鰹節がのっています。
意外に合うんです、これが。
けどケチャップにはかないません。
あなたにも、青春の味がありますか?
さて今回は「苦手な上司や同僚とストレスを溜めずに接する方法」について書きます。
いつも書いていますが、人の悩みはほぼ人間関係からくるものです。
その代表格が職場においての上司や同僚との関係ではないでしょうか。
主婦の方なら近所や子供の学校関係。
学生なら友人や部活の先輩後輩、そして教師との関係での悩みといったところでしょう。
書店に行けば苦手な人との接し方について書かれた本がたくさん売られています。
ネットで検索しても同様で、いくらでも対策方法が出てきます。
一つ言えることは、どのアドバイスも似たり寄ったり。
なぜ、似たようなアドバイスばかりになってしまうのか?
それは、「環境を変えずにマインドを変える」というのが心理学的アプローチの基本スタンスだからです。
一つ例を挙げます。
引っ越し先のマンションのお隣さんが、いつもあなたの行動に口を出してきたとします。
ゴミを出し方、掃除のやり方、挙句の果てにはドアの開閉の音の大きさにまで口を出すようになってきました。
こういうケースでよくあるアドバイスのひとつに、「積極的にこちらから挨拶をしましょう」というのがあります。
それで相手の意識が変われば、毎日がハッピーな暮らしに変わるかもしれません。
けれども、実際にはそう簡単にいかないものです。
だから、あえて私は言います。
無理にマインドを変えようとすればするほど、ストレスは確実に溜まっていきます。
コーチングにおいても、環境よりマインドを変えることを優先します。
しかし、条件があります。
それは、現状の外側にゴールがあることです。
大きなゴールがあってこそ、人は新たな環境を求めていくのです。
オフィスワーカーの人がいま勤めている会社にできるだけ長くいようとするのは、現状の内側のゴールです。
もし、社内に苦手な人が現れた場合、選択肢は二つだけ。
その人に合わせるか、その人を自分に合わせるかです。
わかりやすい例を挙げます。
夏の暑い日に、エアコンが効いている部屋であなたは一人で何か飲みながらテレビを見ていました。
そこに、汗をダラダラ垂らした人が一人入ってきました。
部屋の設定温度は26度。
あなたはこの設定を変えたくはありません。
汗をダラダラ垂らした人は、もっと設定温度を下げたくて仕方がありません。
そのとき、あなたが取れる行動はたった二つ。
温度設定の主導権を相手に渡すか、渡さないかです。
渡せば、あなたは不快に思うでしょう。
渡さなければ、相手が不快に思うでしょう。
つまり、何が言いたいのか?
現状の内側にゴールがあるもの同士だと、お互いに妥協点を探すのは非常に困難だということです。
特に、これは会社という環境ではよく見られることです。
相手に合わせるのは簡単、けどストレスが溜まる。
自分に相手を合わせるなんて、いまの地位ではとてもではないが無理。
自分が出世したとしても、苦手なものは苦手。
あ〜、どうすればいい。。。
職業や地位、性別、年齢に関係なく、
ライフコーチの私はこのようにアドバイスします。
それは、圧倒的な強さを持つことです。
これは精神的な強さではありません。
誰にも負けない信念やゴールを持つことを意味します。
会社勤めをされている方に質問です。
あなたの会社の企業理念をすぐに言えますでしょうか?
企業に勤める人が優先すべきこと。
それは、利益を最大限に伸ばすことです。
企業理念には、利益を上げていった結果成し遂げれることが書いてあるのが普通です。
だから、社内では企業理念に忠実に働こうとする人間が重宝されるはずです。
もし、社内に苦手な人がいた場合。
まずはあなたのゴールを再確認してください。
あなたのゴールが、その会社にいないと達成できないものであるのならば、とにかく企業理念を背負って仕事に集中することです。
社内にその理念に反するものがいれば、あなたにとってはただの邪魔者です。
そのときは、上司や人事部に相談すればいいだけのことです。
あなたのゴールが会社勤めをしていたら絶対に達成できないものである場合。
そしたら、会社の人間関係に生命時間を取られている場合ではないと思います。
すぐに温度設定の主導権争いから手を引くことが賢明です。
最後に。
海外から来た多くの留学生は、日本の「ある光景」を見て驚くそうです。
それは朝の満員電車と、疲れた顔をして仕事から帰宅する人たちがあまりに多いこと。
日本ほど自由で安全で経済的に恵まれている国はありません。
それなのに、仕事で心身に不調をきたす人が後を絶ちません。
中には、仕事に就く前の就活生が、働き先が決まらないと理由で自ら命を絶つケースが年間百数十件もあるそうです。
こんな悲しい話はありません。
私自身も、会社勤めをしている時は疲れた顔をして電車に乗っていたことでしょう。
自分でもわかるくらい一気に老けたと感じることもありました。
だから、帰りの半蔵門線の窓に映る自分の顔を直視することができませんでした。
仕事なんて、ライフスタイルの一部。
いまはそう考えています。
そして、ライフスタイルの中にはストレスが溜まるものは入れていけないとも考えています。
面白いことに、ストレス源をなくせばなくすほど、仕事とプライベートの区別もつかなくなっていきます。
もし、あなたがストレスから解放されない毎日を送っているならば、バランスシートを見直してください。
バランスシートの作り方について書いた記事のリンクを貼っておきます。
ぜひ、参考にしてみてください。
それではまた。