横浜ライフコーチング

世界一わかりやすいコーチングの教科書

すぐやる習慣を身に付けるセルフコーチングの初歩技術

いちごタルトの写真

こんにちは。

まずは、お知らせから。

メルマガをスタートいたしました。

登録フォームのリンクを記事の最後に貼っております。

ブログではどうしても載せられないことを結構書いていますので、興味のある方は是非ご登録ください。

宜しくお願いいたします。

 

さて今回は、「すぐやる習慣を身に付ける、セルフコーチングの初歩技術」について書きたいと思います。

 

あなたは、決めたことをすぐに実行できるタイプの人ですか?

 

私はどちらかと言えば、すぐにやらないタイプです。

昔から試験勉強も直前に集中してやるタイプ。

日常生活でも面倒なことは後回し。

学生の頃は、それで原付免許を失効させてしまったこともあります。

(期限が過ぎても猶予措置があるらしいですね)

 

今の私はコーチング理論を身につけているので、 考える前にとりあえず行動するタイプに変わりつつあります。

それでも、基本的にはWant to(やりたい事)を優先して常に行動を選択しています。

 

「すぐやる〜」というキーワードが入っている本は、大体が精神論にフォーカスしています。

 

「すぐやる」というのは「行動(Action)」ですが、それを促すのは「脳(Mind)」です。

だからこそ、脳の仕組みを理論的に知ることのほうが、「すぐやる人間」になる現実的な道だと私は思います。

 

そこで、すぐやる人間になるために自分で行うコーチング、つまり「セルフコーチング」のやり方を2つ紹介したいと思います。

 

1. 自分の行動に対して「具体的な」報酬を約束する

何かに飛びつこうとしている猫の写真

パチンコが好きな人は、当たり前のようにパチンコ屋に行きます。

スイーツが好きな人はケーキ屋を見つければ入りたくなります。

恋人が死ぬほど好きな人は、恋人のもとへ行きたくてしょうがないはずだと思います。

頭の中が完全「Want to(〜したい)」になっている状態です。 

 

その「Want to(〜したい)」を促しているのはドーパミンという脳内物質です。

パチンコで大当たりしたり、美味しいものを食べたりしたとき、つまり快感を得ると分泌されるのがドーパミンです。

 

しかし、このドーパミンは快感を得る前から分泌されます。

人間を含め動物は、快感を得られるためなら危険な状況が迫っていても行動を起こそうとします。

 

すぐやる習慣を身につけるには、そのドーパミンをうまく味方につける必要があります。

人生ゲームのルーレットの写真

あなたには宝くじを習慣はありますか?

ジャンボ宝くじで一等が当たる確率は約1000万分の1と言われています。

それでも毎年多くの人がサマージャンボや年末のジャンボ宝くじを買い求めます。

 

例えば、あなたの目の前に2つのくじ引きがあるとします。

 

① 1等の10万円分の商品券が当たる確率が1/1000のくじ引き。

② 1等はかなり高額のものが貰えるらしい当たる確率が1/100のくじ。

 

あなたはデパートで数千円の買い物をした後に、上のどちらか1つのくじを引ける権利を持っています。

さて、どちらのくじ引きにチャレンジしますか?

 

多分、多くの人が①のくじ引きを選ぶのではないでしょうか。

ジャンボ宝くじに並ぶ人の心理もこれに近いと思います。

当選確率が極めて低いのにもかかわらず毎年買い求めるのは、当たれば「いくら」貰えるというのが明確に分かっているからです。

 

だから、自分の行動に対する報酬(ご褒美)も「具体的に」設けることが重要です。

 

例えば、

片付けしまいたい用事があれば、終わったらご褒美として、スタバでNYチーズケーキとカフェモカのグランデを注文する。

 

無職になってすぐに仕事を探さなくてはいけないときは、とにかくアルバイトでもいいから働いて、一ヶ月続いたらご褒美として旅行に行く。

 

こんな感じでいいと思います。

大切なのは、自分に対するご褒美は「具体的に」ということです。

 

 2. 何事も3か月続ければ人間は変わるという事実を知る

ストレッチをしている外国人女性の写真

脳の仕組みとは関係ないと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

充分に関係があります。

 

タバコをやめたくてもやめられない人はたくさんいます。

私も以前は、たまにですがタバコを吸っていました。

けれども、ある時からパタリとやめました。

やめたというよりは、想像しただけで気分が悪くなるように気が付いたら変わっていました。

 

ニコチンに関しては、3ヶ月止めれば身体的依存がなくなると言われています。

それ以外のこと、例えばダイエットとかも同じだと私は考えます。

つまり、最初の3ヶ月を越えればあとが楽になるということです。

 

何事も最初が一番キツイのは誰でも知っていると思います。

そこを乗り越えらた人だけが、次のチャンスをつかめるとも言えます。

 

すぐやる習慣を身に付けるには、すぐやった事実を積み重ねていくしかないのです。

それで何かいいことがあれば、脳は納得してその習慣を続けようとします。

 

そのためには、最初の3ヶ月というハードルを越えること。

そして、越えるために必要なのは「強制力」です。

ボクシングの練習を開始する前の選手の写真

スポーツの世界でも、鬼教官の元では誰でも体力がついていきます。

初めは、「くそー」と思いながらも、気付いたら「感謝」に変わっていたりするものです。

 

キッカケがなかったり、引っ張ってくれる人が周りにいなければ、自分で鬼になるしかないのです。

それで一度でも変われば、 あとは鬼にならなくても自然と行動を起こせるようになります。

 

最後に。

コーチングの技術を身につけるには、常に思考の抽象度を上げる必要があります。

「すぐにやる人は〜」という本が売れているという背景には、多くの人が当たり前のように、迅速な行動は良いことだと思っている風潮があります。

 

本当に、すぐやることはいいことなのでしょうか?

それは自分のためではなく、会社や他人の気分のためだったりということはないでしょうか?

 

フライングという言葉があるように、前だけしか見えないのも問題です。

  

すぐやる習慣を身につけようとする前にやるべきこと。

それは、いつでも「思考の抽象度を上げること」だと私は思います。

 

それでも、後から「やっぱりすぐやっておけばよかった」と思ったら、自分を決して責めないことです。 

そういう時は、「自分らしくないなあ。次は逆の行動を取ろう」と前向きに考えるようにしてみてください。

いつか、変わっている自分に気づくはずです。

  

◆こちらの記事もオススメ

y-matsue.hatenablog.com