職場の人間関係で疲れた方へのアドバイス
こんにちは、松江です。
最近、Amazonが全品送料無料のサービスを廃止したというニュースがありました。
新聞やネットの記事では、有料会員を増やすためという見方が大半を占めていましたが、そんな単純な話ではないと思います。
実は私、直近の前職は大手物流グループ企業の法人営業マンでした。
昨年、物流業界は大きな変革期でもありました。
その発端となったのは、日本郵政の上場です。
あまり詳しくは書けませんが、日本郵政はものすごく強い力を持っています。
そして今の物流業界の実情、それは人手不足。
通販会社と共に歩んできた配送会社も、人材を確保するのが大変な状況です。
ある大手配送会社は、Amazonとの契約を解消しました。
送料無料サービスのしわ寄せは、配送コストや人件費の削減など、実は見えないところに影響を及ぼしていたのです。
さて、今回のテーマは「職場の人間関係で疲れた方へのメッセージ」です。
前回のブログをもう一度紹介させてください。
にんげん同士の不和、ケンカ、対立、いがみ合いの原因。
それは、ほぼ何かの奪い合いから生じる。
だからこそ誰にも侵されないもの、つまり自分のゴールを持とう、という内容でした。
あなたの身の回りには、長い間、そこに“君臨”している人が一人や二人いませんか?
そこにというのは、例えば職場や近所、集まりやサークルなどです。
人間は一度その場所に居座ると、なかなかそこから離れようとはしません。
私のブログでは何度も書いていますが、
人を現状に縛りつける力は、ハリケーンや台風以上に強力です。
実は、私には自分で暗黒の歴史と呼んでいる期間があります。
それは、最初の仕事を10年近くしていた時期です。
10年!
今では信じられません。
現状維持から抜け出す大変さを、身をもって体験しています。
人間は現状を維持するために、ものすごいことを思いついたりします。
コーチングでは、これを創造的回避と呼んでいます。
職場においては、人を蹴落としたり、ハッタリをかましたり、言い訳をしたり、自己保身に徹底したり、弱者を気取ったり、などなど。
人を蹴落とそうとする側も現状維持を貫こうとし、
必死にしがみつく側も現状維持を貫こうとします。
人の争いは、何かの奪い合いでもあり、現状維持を維持したいもの同士のつまらない小競り合いでもあるのです。
だからこそ、職場の人間関係に疲れたらやるべきこと、
それは、一旦、土俵から降りる勇気を持つことです。
人間、特に日本人はひとり一人優秀で心優しい人ばかりです。
しかし、組織になると何故かその優秀さや心優しさは完全に姿を潜めてしまいます。
完全に、という表現は決して言い過ぎではないと思います。
このブログにたどり着き、こうして読んでくださっているあなたも優秀で心優しい人に違いありません。
人生に引退は何度も必要ないですが、休場くらいは何度してもいいのではないでしょうか。
人生、常に「カド番」くらいが面白いと思いますよ。