自分の本気度を知りたかったら、今まで積み上げたものを捨ててみよう
リオ・オリンピック前のマイケル・フェルプスの現役復帰。
そして、5個の金メダル獲得。
これは、日本の競泳チームにとっては想定外だったそうです。
マイケル・フェルプスが子どものときからコーチングを学んでいたのは事実です。
それは、彼の元コーチだったマーク・シューベルト氏の影響でもあります。
そのマーク・シューベルト氏は本気で練習をしていない選手に対して“あるペナルティー”を課していたそうです。
分かります?
そのペナルティーとは、練習をさせないこと。
選手にとっては、キツい練習を課せられるよりも、練習する場を取り上げられる方がもっとキツいのです。
自分の居場所を取り上げられたとき、人は初めて真剣に自分と向き合います。
人が持っている「スキル」っていうものは、目に見えません。
それを可視化してくれるのが、あなたの本当の“居場所”でもあるのです。
多くの人が、自分には少しくらいは“価値”があると思い込んでいます。
しかし、実際にはほとんどの人が「凡人」で価値などないのです。
あなたには価値があると思い込んでくれる人がいて、初めて価値というものが生まれるのです。
水道の水でも、砂漠のど真ん中に持っていけば1000円で売れるかもしれません。
価値なんて、あるようでないもの。
結局、あなたの価値もあなたが置かれている場によってどんどん変わっていくのです。
自分を変えたいと思ったら、積み上げたものだけでなく、今ある自分の場所から一度離れてみてください。
そうすれば、本当にやるべきこと、取るべき行動、つながるべき人の姿が見えてきます。
捨てることってリスクだと考えがちかもしれませんが、そんなことありません。
やってみれば分かります。
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一流の人は、やり方よりも「やめ方」を知っている
私が尊敬している方は、こんなことを仰っています。
“成功するには、やり続けるしかない”
多くの人が、あとちょっとやれば上手くいくところで勝手にやめてしまうのだそうです。
つまり、本当のやめ時は、成功した人にしか分らないのです。
そして、もう一つ大事なこと。
それは、成功する方法は成功した人にしか分らないということ。
大した結果が出ていない人が自分のやり方を何十年続けてもアマチュアの域から脱することはありません。
自分流を持つことは大切かもしれません。しかし、教えられたことを忠実に沿ってやり続ければ、自然と“自分流”になっているものです。
ベテランアスリートがスランプに陥った時は、基本に戻るのが最善の方法と言われています。
カラダの癖は、フィジカルな動きだけでなく思考によっても固定化されていきます。
100人成功しても、結果は100通りあるはずです。
だから、自分のやり方に固執する意味はないと思います。
自分流をスパッと捨てるのもかっこいい自分流ではないでしょうか?
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心が腐っても戦略がある人間は強い
エンド・ステートという言葉をご存知でしょうか?
組織において、役割ごとに決められた“やるべきこと”を指します。
自分の役割を知る。
これが出来ないと、どんな場所や組織に属しても、自分で満足のいくような評価は永遠に得ることはできません。
ビジネスマンであろうとアスリートであろうと、自分が置かれた場所に対する不満は必ず出てくるものです。
その不満を次の居場所を探すための“エネルギー”に変えるのか、それとも誰かを批判するための“口実”に使うのか。
結局、それは本人のゴール次第で決まってくるのです。
人間は大きく分けると二種類しかいないと私は考えます。
現状に留まろうとする人、そして現状から飛び出そうとする人。
たったこれだけです。
鎖に繋がれた人間が集まればそれをどうやって外そうか考える者が出てきます。
しかし、外すことをあきらめて鎖の自慢ごっこをする者も出てきます。
これは昔も今も同じこと。
常に戦略を持っている人間しか自由にはなれないのです。
戦略が成功すれば、それは情報という資産に変わります。
これからは、“情報資産家”だけが自由な暮らしが出来る時代になると言われています。
そのためには戦略を持ち、それを実行に移すことが不可欠ではないでしょうか。
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逆算思考の目標設定が失敗に終わる理由
人は生まれながらにしてとてつもない可能性を持った天才です。
しかし、同時にもう一つの天才でもあります。
それは、言い訳の天才です。
誰にでも、思い当たるところがあることでしょう。
やるべきことでも、何とかして後回しにしようとするもの。
これは、無意識下でも同じです。
学校に行きたくなければ、本当にお腹や頭が痛くなります。
体調不良が続けば、さらにその状態を無意識のうちに続けようとして、結局長期間引きこもったりしてしまうのです。
これは、クリエイティブ・アボイダンス(創造的回避)と呼ばれる脳の働きです。
小さい目標であれば、逆算思考でもいいのです。
例えば、試験勉強であるとかダイエットなどがこれに該当します。
しかし、目標が大きければ大きいほど、逆算思考だと創造的回避が起きてしまうのです。
逆算“思考”というように、思考が入るから言い訳の余地も生まれてしまいます。
思考が入れないくらい、現状の外側にゴールが設定されていないと脳が持っている本来のクリエイティビティ、つまり潜在能力が発揮されません。
ビジネスマンなら、いま在籍している会社よりライバル会社の社長を目指すことの方が
現実的な行動が見えてくるものなのです。
スポーツにおいても、段階なステップを考えるより、現状の外側のゴールを意識すれば
たとえ怪我をした場合やレギュラーから外された場合でも冷静に状況を俯瞰できます。
もし、あなたの人生における目標が小さければ逆算思考でもいいと思います。
けれども、もっと未知な世界を見たいのであれば、目標設定は現状の外側を意識して
みてください。
思いもよらないタイミングで、本当に取るべきアクションが自然と見えてくるはずです。
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努力は成功するための手段ではない!
大作を描き上げた画家に「努力しましたね」なんて誰も言いません。
メダル候補と言われていたのに、オリンピックで結果を残せなかった選手に対して、「努力が必要ですね」などと言ったら大変な目に遭いますよね。
努力が、成長するための“方法”であることは否定しません。
しかし、一等賞や賞賛を得るための“手段”ではありません。
何かを得ようと、いつも思っている状態。
それは、“自分には何も無い状態”と脳は思い込みます。
だから、脳はその状態をなんとかキープしようと働きます。
結果的にどうなるか?
脳は得なくてもいいような方法をクリエイティブに導き出します。
コーチングでは、この働きを“クリエイティブ・アボイダンス”(創造的回避)と呼んでいます。
練習では上手くいっているのに本番ではいつも失敗してしまう。
会社のプレゼンではいつも納得のいく反応がかえってこない。
それは、得ることに集中しているために起こる緊張です。
その緊張状態も一種のクリエイティブ・アボイダンスと言えます。
最高のパフォーマンスを得るためには“得る”というゴールを、さらに抽象度の高い場所へ移行させる必要があります。
成功確実、勝利確実。
それが見えた途端、始まるのは“減速”です。
せっかくの努力も台無しです。最後はマインドの差。
これは間違いありません。
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