心が腐っても戦略がある人間は強い
エンド・ステートという言葉をご存知でしょうか?
組織において、役割ごとに決められた“やるべきこと”を指します。
自分の役割を知る。
これが出来ないと、どんな場所や組織に属しても、自分で満足のいくような評価は永遠に得ることはできません。
ビジネスマンであろうとアスリートであろうと、自分が置かれた場所に対する不満は必ず出てくるものです。
その不満を次の居場所を探すための“エネルギー”に変えるのか、それとも誰かを批判するための“口実”に使うのか。
結局、それは本人のゴール次第で決まってくるのです。
人間は大きく分けると二種類しかいないと私は考えます。
現状に留まろうとする人、そして現状から飛び出そうとする人。
たったこれだけです。
鎖に繋がれた人間が集まればそれをどうやって外そうか考える者が出てきます。
しかし、外すことをあきらめて鎖の自慢ごっこをする者も出てきます。
これは昔も今も同じこと。
常に戦略を持っている人間しか自由にはなれないのです。
戦略が成功すれば、それは情報という資産に変わります。
これからは、“情報資産家”だけが自由な暮らしが出来る時代になると言われています。
そのためには戦略を持ち、それを実行に移すことが不可欠ではないでしょうか。
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逆算思考の目標設定が失敗に終わる理由
人は生まれながらにしてとてつもない可能性を持った天才です。
しかし、同時にもう一つの天才でもあります。
それは、言い訳の天才です。
誰にでも、思い当たるところがあることでしょう。
やるべきことでも、何とかして後回しにしようとするもの。
これは、無意識下でも同じです。
学校に行きたくなければ、本当にお腹や頭が痛くなります。
体調不良が続けば、さらにその状態を無意識のうちに続けようとして、結局長期間引きこもったりしてしまうのです。
これは、クリエイティブ・アボイダンス(創造的回避)と呼ばれる脳の働きです。
小さい目標であれば、逆算思考でもいいのです。
例えば、試験勉強であるとかダイエットなどがこれに該当します。
しかし、目標が大きければ大きいほど、逆算思考だと創造的回避が起きてしまうのです。
逆算“思考”というように、思考が入るから言い訳の余地も生まれてしまいます。
思考が入れないくらい、現状の外側にゴールが設定されていないと脳が持っている本来のクリエイティビティ、つまり潜在能力が発揮されません。
ビジネスマンなら、いま在籍している会社よりライバル会社の社長を目指すことの方が
現実的な行動が見えてくるものなのです。
スポーツにおいても、段階なステップを考えるより、現状の外側のゴールを意識すれば
たとえ怪我をした場合やレギュラーから外された場合でも冷静に状況を俯瞰できます。
もし、あなたの人生における目標が小さければ逆算思考でもいいと思います。
けれども、もっと未知な世界を見たいのであれば、目標設定は現状の外側を意識して
みてください。
思いもよらないタイミングで、本当に取るべきアクションが自然と見えてくるはずです。
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努力は成功するための手段ではない!
大作を描き上げた画家に「努力しましたね」なんて誰も言いません。
メダル候補と言われていたのに、オリンピックで結果を残せなかった選手に対して、「努力が必要ですね」などと言ったら大変な目に遭いますよね。
努力が、成長するための“方法”であることは否定しません。
しかし、一等賞や賞賛を得るための“手段”ではありません。
何かを得ようと、いつも思っている状態。
それは、“自分には何も無い状態”と脳は思い込みます。
だから、脳はその状態をなんとかキープしようと働きます。
結果的にどうなるか?
脳は得なくてもいいような方法をクリエイティブに導き出します。
コーチングでは、この働きを“クリエイティブ・アボイダンス”(創造的回避)と呼んでいます。
練習では上手くいっているのに本番ではいつも失敗してしまう。
会社のプレゼンではいつも納得のいく反応がかえってこない。
それは、得ることに集中しているために起こる緊張です。
その緊張状態も一種のクリエイティブ・アボイダンスと言えます。
最高のパフォーマンスを得るためには“得る”というゴールを、さらに抽象度の高い場所へ移行させる必要があります。
成功確実、勝利確実。
それが見えた途端、始まるのは“減速”です。
せっかくの努力も台無しです。最後はマインドの差。
これは間違いありません。
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あなたは変わりたいのか?それとも、変わる方法が知りたいのか?
もし、未来が明確に描けているのなら自己啓発書などは読まずに、即行動すべきだと思います。
ゴールさえ決まっていれば、脳は勝手に方法を探してくれるもの。
その流れに逆らわないことが、最短でゴールに近付くコツでもあります。
初めて自転車に乗る子供は乗れる方法なんて考えたりしません。
求めたりもしません。ただサドルにまたがって、ペダルを漕ぐだけです。
人には、成長してステップアップしていくための潜在能力が生まれたときから備わっています。
その潜在能力は、脳という器官に格納されています。器官とは存在する“物体”のこと。
しかし、潜在能力を押さえ込んでしまうのは目には見えない“思考”という極めて壮大な“情報”です。
思考は、方向を決める“舵”にすぎないと私は考えます。
人の中に秘めた可能性、つまり潜在能力を引き出すのは思考ではなく健全な“肉体”です。
考えれば考えるほど肉体は緊張していきます。
弛んだ体と緊張した体。
生命(いのち)が喜ぶのは、言うまでもなく弛んだ肉体です。
自由なココロも自由なカラダがあってこそ。
ココロは肉体が生み出す単なる現象です。
自分を思いっきり変えようとしている人は、まずは思考から逃れる方法を考えてください。
自己変革も加速するはずです。
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自分流のやり方も結果が出なければストレスになるだけ
残りの人生の最初の日である。
- チャールズ・ディードリッヒ
(米国の薬物中毒患者救済機関の設立者)
こんにちは。
人が成長していくためには、まず「真似」から入るのが確実な方法だと思っています。
中途半端な真似ではなく、徹底した真似です。
モノマネだって完コピするから味が出てくるのではないでしょうか。
特に成功者がたくさん出ている分野では、やり方が次第に“理論化”されていきます。
理論化されたものほど、それを徹底的、かつ忠実に試してみないかぎり成功を手にすることは不可能です。
自己変革も同じです。多くの人が知恵の輪を何時間、いや何年もかけて自分で解こうとします。
しかし、一番速くて“確実に”解く方法は解き方を知っている人から教わることなのです。
理論や方法論は結果がすべて。
いま、あなたがやっていることも自己流でまだ結果が出ていないのなら日の目を見るまで相当な覚悟が必要です。
耐えること、忍ぶことで脳が喜ぶことはありません。
喜びの体感とは、自然に笑顔が出るかどうかです。
無理は禁物です。
いつでも自分を解放する道だけは開けておいてくださいね。
それではまた。
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